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裕翔サイド
あれから3日が経ち、全員が無事に治って復活した。
俺と雄也くんはうつることなく事なきを得た。
あの時の涼介達は流石に大変そうだったからね……。
よかった、よかった！！
そして話は変わるんだけど俺や圭人、侑李は
進路を決めないといけない時期にやってきた。
圭人も奨学金をもらって大学に行きたいと言ってて、
侑李はまだ対人恐怖症もあり迷ってると言ってた。
俺は・・・・・
就職したいなと思ってる。
そのことについて今から宏太くんと相談室で話をする。
少し緊張する(苦笑)
よし！
コンコンコン ガチャ
中に入ると既に宏太くんは座っていた。
裕「ごめんね、急に」
宏「何言ってんだよ！相談にのるのは当たり前だろ？
にしてももうそんな時期か〜！」
"早いな〜"と言いながら宏太くんは俺を座るように促した。
宏「それで裕翔はどうするの？」
裕「うん………………就職しようと思ってるんだ。」
宏「就職かぁ！…どんな職につくか考えてる？」
裕「ううん、それはまだ。」
宏「そっか。まあでもまだ時間はあるから悩むといいよ！……あっ！就職してもここに住んでいいからな^^」
宏太くんは優しくそう言ってくれた。
でも・・・
話の本題はそのことなんだ。
裕「そのことなんだけど……」
宏「？？？？……どうした？」
裕「…………………………………………一人暮らしをしようと思ってるんだ。」
宏「……………………………………え？」
俺のまさかの発言に宏太くんは目を見開いた。
そしてしばしの沈黙の後、宏太くんが口を開いた。
宏「…………涼介には？」
裕「伝えてない。このこと言ったのは宏太くんが初めて」
宏「でもお金は？」
裕「今からバイトして貯めようかなって。俺達の高校はバイトOKだから。」
宏「……………………」
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作者名：みさ | 作成日時：2022年10月4日 23時
