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涼介サイド
裕「………!!!!………やま」
こっちを見た裕翔は俺がいることに気付き、驚いた表情を見せた。
涼「ゆう…裕「帰って!」………え?」
裕「帰ってよ!俺のことは大ちゃんがいるから大丈夫なんでしょ?……その言葉通り俺は大丈夫だから今すぐ帰って!!……ごほごほっ…ひゅっ……はぁ…」
涼「…っ」
驚いた表情は一瞬、次の瞬間裕翔はすごい剣幕で俺に怒鳴った。
慧「ちょっ、裕翔。…無理しないで。息吸って……」
あまりの剣幕で捲し立てて喋ったから
発作を起こしてしまった裕翔。
伊野尾先生が慌てて処置をする。
裕「…はぁっ……ごめん。伊野尾ちゃん。
……今は会いたくないから帰って。」
裕翔は弱々しく俺に帰ってと言った。
大「・・・・・・」
涼「……っ……わかった。………本当にごめん。また来るから。
大ちゃん、先に帰ってるね。」
俺はその場から逃げるように病院をあとにした。
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裕翔サイド
今日の朝から体調が悪く昼には高熱を出してしまった。
しかも発作も酷くて俺はICUに移ることになった。
夜になって少し落ち着いてきて
ベッドに横になっていた時だった。
窓をノックする音が聞こえて振り返ると伊野尾先生と大ちゃん………………………そしてまさかのやまがきていた。
今更何?
俺が何も知らないとでも思ってるの?
そんなことばかり思ってしまい、
せっかくきてくれたやまを追い返した。
やまが帰ったあと大ちゃんもすぐに帰った。
2人が帰った後、伊野尾先生は部屋に入ってきて
今は2人きりで少し気まずかったりもする。
慧「…………なんであんなこと?」
俺は伊野尾ちゃんに全て話した。
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みさ(プロフ) - かほさん» 頑張りますっ! (2022年2月20日 22時) (レス) id: 290eb462ff (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 新しいのまた楽しみです!頑張ってください!! (2022年2月17日 17時) (レス) @page1 id: 1c886361fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みさ | 作成日時:2022年2月16日 16時