きみと (ページ23)

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裕翔サイド

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あれから2日が経ち、気持ちも落ち着き、
今は"仕方がない"と割り切っている。

そんな日の夕方、学校が終わり夕食まで部屋でダラダラと過ごしていると何やら外が騒がしいことに気付いた。

何かあったのかな？？

気になったので部屋を出てみると丁度大ちゃんも
自分の部屋から出てきたところだった。

大「なんか騒がしいよな？」

裕「うん。なんかあったんだと思うけど・・・」

大「だよな。ちょっと確認しようぜ。」

その言葉に頷き、俺と大ちゃんはドアを開けて辺りを見渡した。

大裕「「！！！！」」

思ってたよりも深刻そうな感じなのかな？
誰かの部屋に人だかりができていた。

大「あそこの部屋って…山田のとこじゃね？」

裕「ほんとだ。……行ってみよう」

大「あぁ」

俺達はやまの部屋の前まで行き、
野次馬になっている1人に尋ねた。

大「なんかあったのか？」

A「知念くんだっけ？その子が高熱出して痙攣を起こしたんだって。」

それはやばいじゃん。

裕「先生とか呼んでるの？」

B「うん、今治療してる。救急車も呼んだよ。中には涼介くんもいる。」

最近は全く絡んでないけど、痙攣とか聞くと心配で俺は気付いたら中に入っていた。

大「あっ！おい、裕翔！……ったく」

そう言って大ちゃんもう後ろからついてきてくれた。

ガラッ

裕「知念くん！！」

涼「！！！！………お前ら…」

知念くんは少し落ち着いたのか息はまだ荒いが、
痙攣は治まったようだった。

そして俺の言葉にやまと診ていた医師……伊野尾ちゃんが俺達に気付いた。

今日の担当伊野尾ちゃんだったんだ。

慧「！！！……ここにきたらダメだ！」

涼「……伊野尾先生？」

突然伊野尾ちゃんが叫んだから
やまはビックリしたようだった。