きみと

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裕翔サイド


病院からの帰り道。
気分は最悪だ。


なんでかなんて…言わなくても分かるでしょ？






案の定、数値は下がっていたのだ。




つまり





入院することが確定したからだ。




せっかく夏休み、大ちゃんと遊びに行く約束してたのに〜


はぁ。

ため息しか出ない。


.



.



.


ガチャ

裕「ただいま…」

大「お〜おかえr………どうした？元気ないみたいだけど」

裕「………夏休みなくなっちゃった」

大「え？」

裕「………………伊野尾ちゃんに言われたの。今日の検査が悪かったら夏休みの何週間か入院だって。」

大「……………それで……悪かったってことか…」

裕「うん。………ごめんね、遊びに行く約束してたのに」

大「俺は全然大丈夫だけど……ま、まぁ…とりあえず、しっかり休んで治しておいで？お見舞いに行くからさっ。」

裕「…ん。ありがと」

大「・・・・・・・」

完全に大ちゃんを困らせてしまってる。

裕「困らせてるよね、ごめん。……部屋に戻るね。今日はご飯はいいや。」

大「わかった！」

裕「……あ、あとこのことやまには言わないで」

大「いいけど…。大丈夫か？」

裕「大丈夫。…まだ理解が追いついてないだけ。明日には切り替えられると思うからごめんね……おやすみ」

大「…お、おやすみ」

そう言って俺は自分の部屋に入ってベッドに横になった。






今日はもう何も考えずに寝よ。

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