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大貴サイド
あの後夕食とお風呂を済ませ、自分の部屋に戻ってナイフを磨いたり携帯をしたりと自分の時間を過ごしていたが、23時過ぎた頃に筋トレしに行こうとトレーニングルームに行くとドアの隙間から光が見えた。
誰だろうと少し開けて見てみると、、、、、まさかの裕翔と山田くんだった。
え？確かに夕食後に筋トレするって言ってたけど、まだしてるの？3時間くらいはしてるよね？
涼「・・・・あと100回ね」
そんな声が聞こえた。100回！！！！！！
まじかよ。3時間もしてて今から100？？
信じられない。裕翔を見ると表情はあまりわからないが、汗びっしょりなのがこっちからでもわかる。
もう鬼畜というか、、、なんか次元が違うなー。
・・・・・でも少し羨ましい。それだけ期待されてるってことよね。・・・・・俺もいつかあそこまでいけるように頑張ろ。
そんなこと思いながら俺はそっと扉を閉めて自分の部屋に戻った。
結局筋トレせずに帰ってきたけどあそこに入る勇気は俺には全くなかった。
もう今日は寝てまた明日から頑張ろう。
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涼介サイド
あれから3時間程度経った。俺は裕翔とトレーニングルームで筋トレをしてる。
裕翔は俺の鬼のような課題をしっかりとこなしていく。けど、さすがの裕翔も汗びっしょりでしんどそうにしている。
けど俺は更に鬼の課題を出す。
「あともう100回ね」
そう言うと裕翔は目を見開き、信じられないとでも言うような目で俺を見た。
「え？200回がいい？」
裕「・・・・100回します」
「じゃあ、スタート」
・・・・別に俺は裕翔をいじめたいわけではない。期待してるから。・・その分どうしても厳しくなってしまう。
裕「はぁ、、はぁ、、わか、って、、る、から」
「え？」
裕「やまの気持ち、、はぁ、、わかって、、るか
ら。・・そんな、、顔しないで」
「裕翔、、、」
裕「俺を、、信じて」
「・・・・・ありがとう」
俺は・・・有岡以外は認めているが信じられるのは裕翔だけだ。
でも・・・いつかはみんなを信じられる日がくるのかな・・・・
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作者名：みさ | 作成日時：2020年7月14日 22時
