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紫耀｢じゃーん！！ここのケーキ食べて見たかったんだよね！｣
ニコニコして看板を指差す紫耀。
学校の近くにこんな喫茶店みたいなとこあったっけ？
｢ん、入ろ｣
紫耀｢はーい！お邪魔しまーす！｣
｢……相変わらず、天然｣
カラン、カランとお客が来たことを知らせる音。
私は紫耀に続いて中に入った。
『 いらっしゃいませ！お好きな席へどうぞ〜』
紫耀「行こ！あそこの窓側の席がいいな〜♬」
「どこでもいいけど･･･」
紫耀の後に着いていき、お互い向かい合って座った。
ニコニコ笑って、メニューを見る紫耀をじーっと見つめた。
紫耀「そんな見んなよ…恥ずかしいじゃん」
「紫耀でも恥ずかしいって思うんだ」
紫耀「あるわ！笑」
「そか…」
紫耀「あ、Aは何がいい？好きなの選びなよ」
「……」
食べたいのが決まったのか、紫耀は私に
メニューを渡した。
黙って受け取ってメニューを開くと
シンプルにケーキの名前がズラっと
載っていた。
「……」
ケーキなんて何年ぶりに食べるんだろうと思いながら
メニューを見ていく。
紫耀の視線を感じながら、だけど…。
紫耀「……」
「…紫耀こそ、見すぎじゃない？」
紫耀「…いいじゃん！見たいんだから」
「そうですかー。あ、決まったよ」
少し胸のざわつきを感じるけど
それを紛らわすように話を変えた。
紫耀「りょーかい！Aは何にしたの？」
「…えっと、チーズケーキとミルクティー」
紫耀「わかった！すみませーん！」
慣れた様子で店員に注文し、営業スマイルを
浮かべその場を後にした。
紫耀「後でチーズケーキ、ひと口ちょうだい？」
「ん、いいよ」
紫耀「俺さ、こうやってAと一緒に過ごせて嬉しいよ」
「…うん」
紫耀「ありがとう、A」
いつも紫耀といると思う…
紫耀の笑顔が私には眩しすぎると…。
なんて、綺麗な笑顔なんだって。
「別に感謝されるようなことしてないよ
私も紫耀と一緒にいたいと思ったから」
紫耀「…て、照れるじゃん！やめてよ」
「…本当のこと言っただけだから」
紫耀「それが照れるんだよ！」
「ん？…う、うん？」
今日のことは、きっと忘れないだろう。
紫耀のように素直になれればいいと思った。
……また、笑いたいなんて。
そう願ってもいいだろうか…。
→
続く (更新停止中)
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LIV(プロフ) - ことみさん» ありがとうございます！！更新遅くなったり変な時間に更新したりするの作者ですがよろしくお願いします！頑張ります！！ (2019年11月8日 23時) (
レス) id: 2cb803d8af (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 小説読みました！とても面白かったです！続きがとても気になってしまいました！更新頑張って下さい!! (2019年11月8日 23時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
LIV(プロフ) - 廉奈さん» あわわ！コメありがとうございます！励みになるお言葉嬉しいです！頑張ります！！ (2019年11月2日 22時) (レス) id: 2cb803d8af (このIDを非表示/違反報告)
廉奈(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張って下さい応援してます！ (2019年11月2日 21時) (レス) id: 2f41cf5dcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIV | 作成日時：2019年11月1日 0時
