38.朝日は昇る ページ39
･
｢秀一くん、ありがとう｣
明智｢え？｣
お皿を洗いながら、私は秀一くんに
お礼を言った。
秀一くんは洗ったお皿をふきんで
拭いてくれてる。
｢なんか……私、変われる気がする。
今以上に。｣
明智｢……｣
｢よし！終わった！
あ、秀一くんお皿拭いてくれてありがとう｣
明智｢あ、ああ｣
拭いてくれたお皿を食器棚に戻した。
｢ね、秀一くん｣
明智｢ん？｣
｢…自分から弱音吐いておいて
なんだけど…さっきの秀一くんの家に
私が行くこと……もう少し考えさせてほしいの｣
明智｢…A｣
｢ごめんね｣
明智｢Aがそう言うなら、俺は待つよ。
ほら、Aも風呂入ってこいよ｣
｢あ、う、うん！｣
優しく微笑んだ秀一くんを見て
私は安心して、お風呂場に向かった。
明智｢バカ。ほんとは今すぐにでも
連れて帰りてぇのに……｣
そう呟いたこと、私は知らないでいた。
･
･
｢秀一くん？……あれ？｣
お風呂場から戻ると、秀一くんは
眠っていた。
｢ふふっ｣
私は秀一くんの寝顔を見つめた。
……綺麗な寝顔。
時々、不安になるんだよ？
秀一くんが
誰かの元に行っちゃうんじゃないかって。
｢秀一くん、私から離れないでね……｣
明智｢……離れねぇよ｣
｢え！お、起きてたの！｣
パチッと目を開けて、秀一くんは
起き上がった。
明智｢……｣
｢しゅ、秀一くん？｣
明智｢な、A……｣
｢ん？｣
明智｢……キスしていい？｣
｢…っ…｣
秀一くんの目は本気だった。
そして、私に近づき
お互いの唇が触れようとした時、
明智｢お前が拒否っても、キスするから｣
｢……んっ｣
なんて色っぽい表情をして
そう呟いた秀一くんに
私はそのまま秀一くんに身を任せた。
好きな人とする行為が
すごく甘くて……
私はこのまま溶けてしまうんじゃないかって
錯覚さえ感じてしまった。
明智｢っ……絶対に離さねぇから
Aは、俺のもの｣
額に汗を浮かべ
私の上にいる秀一くんは、
そう言った。
｢私だって……っ……離れないから
秀一くんから…絶対に｣
明智｢……約束だからな｣
寝室からは、
私の甘い声が響き渡る。
それは、夜遅くまで続いた。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 840人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椿 沙羅(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！俺スカ終わちゃっていま俺スカロスです (2019年6月24日 14時) (
レス) id: 3640719bd8 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 俺スカ大好きです最高ですキンプリ岩橋君寄りのオール担当ですなにわ男子も大好きです (2019年6月21日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
椿 沙羅(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！夢に出てくることを祈ってます！ (2019年5月31日 18時) (レス) id: 3640719bd8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 私も遅くにコメントすいません！秀一くんからの告白で私も心の中で好きだぁ〜って叫びそうになりました(笑)もう大好きです！！夢に出てきそうです(笑) (2019年5月30日 0時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
椿 沙羅(プロフ) - ああさん» ありがとうございます！そう言っていただき嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月28日 15時) (レス) id: 3640719bd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LIV | 作成日時：2019年5月17日 8時
