51.退学届 ページ2
･
ー校長室
校長｢これは？｣
｢見ての通り、退学届です｣
長井｢……｣
お父さんに言われた通り
次の日の朝、退学届を出しに来た。
原田｢桜木、一体どういうことよ！！
いきなりそんなもの出されても！｣
｢先生、私に言いましたよね。
楽しませてあげるって
……今全然楽しんでないと言ったら？｣
原田｢桜木…あんた｣
｢飽きたんです。もう
明智くん達とも遊んでも
全然楽しくないし、面白くもない
もしろ、うっとおしいんだよね｣
原田｢……それ、本人達の前で
同じこと言えるの？｣
｢言っていいなら言いますよ｣
それで、みんなを守れるなら。
いくらでも……。
原田｢桜木……｣
先生の悲しい表情を見るのは
辛いけど、ごめんなさい。
原田｢あんたの本心なの？｣
｢……｣
原田｢私は信じないわよ。
明智達といる時のあんたはほんとの笑顔よ！
その笑顔を私は嘘だなんて思わない…｣
｢……っ｣
原田｢何があったの？｣
｢……退学届、受理しといてください。
先生、今までありがとうございました｣
原田｢桜木っ！｣
これ以上、ここにいられない。
私は逃げるように校長室を後にした。
原田先生の呼ぶ声に止まることなく。
･
･
ーNO side。
｢｢退学届っ！？｣｣
明智｢っ……｣
東条｢どういうことだよ！のぶお！
Aが退学届出したなんて！｣
原田｢そのままの意味よ…｣
川崎｢なんで、何で！退学届なんて！
嘘だよ……｣
原田｢明智……あんた、何か知らないかしら。｣
原田は驚かない明智を見て
そう言った。
明智｢……俺、昨日
いきなり別れを告げられたんだよ｣
堀江｢何で…｣
明智｢俺にもわかんねぇよ。｣
原田｢…校長から言われたわ。
桜木が校長室に来る前、
お父さんから電話があったと。｣
若林｢電話？｣
"今日、娘が退学届を出しに行きますから"
"え？どういうことですか？"
"そのセリフ、そっくりそのままお返しますよ
何故、Aが学校に通ってるんですか？
私は、それを条件にそちらの学校に
多額の寄付をしているんですが。"
"申し訳ないです……ですが"
"とにかく、退学届受理して下さいね"
牛久保｢じゃ、Aは親父の言いなりに？｣
明智｢……っ｣
原田｢恐らくね…。言いなりにならなきゃ
いけない理由があるんでしょ｣
明智｢……っ｣
→
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ゆっぴー - 秀一と結婚までの物語作ってください｡ (2021年10月27日 20時) (
レス) @page15 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
LIV(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2020年3月13日 15時) (レス) id: 2cb803d8af (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 毎回本当にきゅんきゅんしてほんとに最高の作品でした！！読んでて本当に面白くて楽しくて感動しました！！ (2020年3月13日 10時) (レス) id: a77d67f336 (このIDを非表示/違反報告)
LIV(プロフ) - あこさん» ありがとうございます！時間はかかりますが気長にお待ちください！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: 2cb803d8af (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - LIVさん» いえいえ！ほんとですか？！めちゃめちゃ楽しみにしてます！ (2019年10月21日 22時) (レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIV | 作成日時：2019年6月25日 22時
