０４１ ページ42
＊＊目黒 side
ー･･"蓮、話があるの…今から行っていい？"
いつもの明るい声の麻矢じゃない。
だからきっと悪い話だ。
麻矢｢ごめん、明日仕事なのに｣
目黒｢なんだよ、そんな気ぃ使って。麻矢らしくねぇじゃん(笑)｣
麻矢｢…｣
日曜の夜、麻矢は家に来て
ソファーに座った。麻矢の表情は暗い。
それに様子が変だ。
麻矢｢あのね、、蓮にずっと隠してたことあるの｣
目黒｢…うん｣
麻矢｢、、私、実はずっと好きな人がいるの。忘れられない人が｣
目黒｢え｣
麻矢｢私は蓮を、、言い方悪いけど利用した。
その人を忘れるために、蓮と結婚しようと。
その人は別に好きな人がいて…
私はその人の好きな人に敵わないと諦めて
好きな気持ちを蓋をした。だけど、、｣
麻矢の言葉に俺はこんな事ってあるんだと
どこか他人事のように聞いていた。
この状況にほんとは感謝しなきゃいけない。
俺から麻矢に別れを切り出そうとしたのに
まさか麻矢が別に好きな人がいて
麻矢から別れを言いきたのだろうと確信したからだ。
でもその反対に恐怖を覚えた。
もし、俺がAのことを好きにならず
麻矢を愛していたら、今のこの状況は地獄だと。
目黒｢話を遮るけど、
麻矢の好きな人って俺の知ってる人？｣
麻矢｢っ、、｣
知ってる人、ね。。
麻矢の表情見ればすぐに分かるわ。
目黒｢ほんと麻矢は嘘つくの下手だね｣
麻矢｢っ…｣
目黒｢聞いていい？その人の名前｣
麻矢｢っ…でも｣
目黒｢別に殴りに込みに行くとかないから(笑)
…それに俺も麻矢に話さなきゃいけないことがある｣
麻矢｢え、、蓮も？｣
目黒｢俺もさ、、好きな人出来ちゃったんだ。
……それも麻矢の身近な人に｣
麻矢｢え？だ、だれなの？｣
目黒｢、、、麻矢のお姉さんだよ｣
麻矢｢っ！！｣
目を大きく見開いて口に手を抑えた麻矢。
目黒｢、、ごめん。ただ誤解しないでほしいんだ
これは俺の片思いだし。それに俺、今嫌われてる｣
麻矢｢嫌われてる？お姉ちゃんに？｣
目黒｢お姉さんが家を出た理由は俺なんだ。
お姉さんに気持ち伝えたんだけど断られてさ
俺が悪いのに麻矢と顔合わせるのが気まづいからって
家を出たって｣
麻矢｢お姉ちゃん、、｣
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
