０２３ ページ24
＊＊目黒side
俺の気持ちを表してるのか
雨はどんどん強くなっていく。
さっきから渡辺さんの話ばかり
やっぱり付き合ってんじゃないかって
頭の中で思って
胸がザワついて、渦が巻く。
チラッとお姉さんを見ると
不安そうな表情で外を見ていた。
……俺、頭おかしくなった？
そんな姿も愛しいと思ってしまう。
麻矢にはそんな思いしたことなかったのに。
「さて、雨宿りの代わりって訳じゃないけど
仕事進めちゃお、目黒くん」
目黒「はい」
キーボードを打つ音と紙を捲る音が
部屋の中で響いて、何だかむず痒い。
そう思うのは、お姉さんと会話がほぼないから。
何を話していいか分からない。
だから、さっき気を使って
話を振ってくれたんだと分かる。
内容は気に食わないけど。
「……」
目黒「……」
「……」
目黒「……」
仕事一緒になって
一切気を抜くことなく仕事に向き合うお姉さんを
近くで見て、俺の気持ちは上がるばかり
それにさっき近くに行った時
触れた肩、匂いに俺はもう耐えることが出来ない。
ごめん、麻矢。俺はもう後戻り出来ない。
目黒「……A」
「っえ、、名前、、」
目黒「俺さ、もう無理」
「ちょっ、どうしたの？」
俺は立ち上がって座るお姉さんの腕を引っ張り
抱き締めた。
「っ！！」
お姉さんなんかじゃない。
俺にとって一人の女なんだ。
目黒「……好きです」
→
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
