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スタッフの配信終了の声掛けとともにどっと力が抜ける。
意外と私緊張してたんだなあ、
遊びに来てくれたみんなには申し訳ないけど先に帰ってもらった。
今日変な事言ってないよね?だるまとの関係も嘘はついてないし、
ふらつきながら壁を伝って控室まで向かう中、ぼんやりする頭で考える。
なんとかたどり着いた控室のソファーに横になり、そこからの記憶は全くない。
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渋谷「うわー、これぶっ倒れてんねしゅうさん」
「ん…渋ハル?」
少し前に聞いた気がする声に少し目を開けると、なぜかそこには数日前に顔を合わせた彼が。
はいはい渋ハルですよーと笑いながら手を差し出す彼に甘えて体を起こす。
「なんで…」
渋谷「僕が紹介したスタッフさんが、朱宮さんが体調悪そうで…って困って連絡してきた」
「うぅ…すみません」
そういえば、無所属の私が3Dになることができたのはこの男のおかげだ。
無所属で3D配信に何が必要かもわからない私にスタッフや場所まで全部抑えてくれた。
「配信終わって疲れてるだけだから大丈夫だよ」
わざわざごめん、と伝えると驚いた様子の彼がいやいや、と手を振る
渋谷「しゅうさん自分の体調分かってる?あなた今高熱だよ?」
「…え?」
渋ハルが道中で買ってきた体温計には間違いなく38.7との文字が。
私も馬鹿じゃないし、早く帰んなきゃと立ち上がった途端ぐらつく体。
渋谷「何のために僕が来たと思ってんの、車あるから」
「…はーい」
その後車に乗り込んだ渋ハルに住所を伝えながら、これは渋ハルになにか奢らなきゃなぁと考えていると気付けば再び意識を失った。
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wn(プロフ) - 全部お話読みましたー!めちゃめちゃ好きなお話なのですぐここまで読めちゃいました♡drmさん好きなのでうれしいです☺︎これからも更新頑張ってください!待ってます☺︎! (9月28日 1時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いかろ | 作成日時:2023年5月7日 15時