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『私ね、今瑞稀くんと付き合ってたんだ』
しってるよ。
『瑞稀くん、なんでもできるの。かっこいいし、頭もいいし、優しいし。』
そんなの嫌って言うほどわかってるよ。
『でも、私ね。わかんないんだ。』
「なに、が？」
『私の生活全部が大地でできてるみたいで。』
『バカの基準も大地だし、優しいの基準も大地。デートに遅刻する時間も大地が基準で。』
『瑞稀くんは私のこと見てくれてるのに、私は瑞稀くんを通して、大地を見てたんだ。』
『言いたいこと、わかる、かな？』
「は？」
いや、ごめん全然わからない。
『へへっ、やっぱりそうだよね笑』
『単刀直入に言うね。』
『私、大地のことずーーっと大好きです。』
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作者名：みるく | 作成日時：2020年5月25日 13時
