51:(裕太) ページ1
『あ……』
玉「どうした?」
キッチンに立ってるAが、急に声を発する。
『もう一品作ろうと思ったんだけど…調味料…ひとつ足りないものあった。
私買ってきていい?先食べてて!』
玉「俺も行く。先に裏口から出てて」
『いいよ!それくらい一人で行くから』
玉「もう暗いしダメ。降りてて」
Aは昔からこういう所が頑固で、あんまり素直に甘えてくれない。
只でさえここら辺は人通り少ないのにダメに決まってんじゃん。
Aが出て、一応顔は見えない程度に変装して家を出た。
マンションから少し離れたところで待ってるA。
玉「お待たせ。歩いて行こっか」
俺がそういうと「うん、歩きたい気分だったの」ってAが笑う。
その笑顔に、少しドキッとしてしまった。
誰もいない静かな夜道を歩いてるけど、あからさまに俺から距離をとって歩くA。
玉「なんでそんな離れてんの?」
『だって…もし撮られちゃったら裕太に迷惑かかるもん』
真剣にそう答える姿がおかしくて、少し笑ったら「なんで笑うの!」って今度は怒ってる。
確かにそれは間違いないけど…
玉「こんな時間にマスコミは来ないし、こんな道誰も通らないよ(笑)」
『そうかな…』
玉「うん。だから横来なよ」
手を掴んで引き戻すと、びっくりした顔で見上げられる。
玉「あ、ごめん…」
『ううん…私こそ』
こうやって普通に喋ってると、つい昔のように接しちゃうんだよな…
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たま(プロフ) - ころたさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!頑張りますので、よろしくお願い致します(*^_^*) (2018年8月29日 4時) (レス) id: dc8edcc4d7 (このIDを非表示/違反報告)
ころた - とても面白いです!!更新がんばってください!待ってます(*^◯^*) (2018年8月27日 0時) (レス) id: 9af24d5297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たま | 作成日時:2018年6月26日 23時