正義のヒーロー

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あ「実彩子、変じゃない？」



宇「うん！」



あ「似合ってる？」



宇「似合ってる！」



あ「本当に？」



宇「当たり前じゃん！ 私が見立てたんだもん」



そうだけど、実彩子が言ってるのはお世辞じゃないかって思っちゃう



私なんて来た事ないのに…



あ「そうなんだけど…」



そんな時に来たのは…



？「実彩子〜 今、手離せないんだけどお客さんきてるから…
って！ Aちゃん！？」



実彩子のお母さんだった



あ「えっ、はい」



母「あらやだ！ すっごく可愛いじゃない
可愛いのはいつものことだけど、今日はいつも以上に可愛いわ！」



あ「本当ですか？」



母「ええ！ これから彼氏とデート？」



あ「いえ、彼氏ではなくて…」



母「あら〜 残念！」



宇「お母さん！ 行くよ」



母「はーい」



宇「A、隣の部屋行ったらメイクしてくれるからそっち行ってて」



あ「うん、わかった」



「ガチャ」



女「待ってたわよ！
実彩子ちゃんのお友達って言うからどれだけ可愛い子かと思ったら…
ものすごく可愛いじゃない！」



あ「あっ、ありがとうございます」



女「歩き方、ぎこちないわね〜
浴衣は初めて？」



あ「はい…」



女「どう？ 着てみて」



あ「今まで浴衣は自分には似合わないんじゃないかって
着たことなかったんですけど…なんか以外といいものだなって思いました」



女「それは良かったわ！
彼氏くんも待ってるんでしょ？ ささっと終わらせるわよ！」



みんな彼氏だと思うんだな



あ「あの」



女「ん？」



あ「浴衣って彼氏がいる人が着るものなんですか？」



女「ふふっ、そんな事ないわよ？
ただね、浴衣を着ると女の子は可愛くなれるから
彼氏とか好きな人がいるのかなって思っちゃうのかも！」



あ「へぇ…」



可愛くなれる…



宇「ごめんA」



あ「ううん、大丈夫」



宇「わっ…A…」



あ「ん？」



宇「可愛い…すっごい可愛いよ！」



あ「ほっ本当？」///



宇「うんうん！」



女「私の手にかかれば、可愛い子はもっと可愛くできるわよ！」



あ「ありがとうございました！
お話もできて、凄い嬉しかったです」



女「もー！ なんて可愛いの！」



宇「A、早くみせにいこ！」



あ「うっうん」



真司郎、どんな反応するかな…

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