検索窓
今日:12 hit、昨日:27 hit、合計:33,458 hit

ページ3

hk





「基本的にみんな明け方に帰ってくるから、朝ごはんは作らない。

昼ごはんの時間が大体11時前後だから、その前に洗濯は済ましておくって感じかな」


「うん…」





次の日。

大ちゃんの希望通り、なにかできる家事がないか探すため、まずは一日の流れを確認中。

仕事についてはまた話すけど、とりあえずはハウスの中について。


大ちゃんは、おれの後ろを着いて回ってる。





「大ちゃんは、洗濯・掃除・料理だとなにかできるのある?」




大人数だと量も多いしどれも大変。

だからまずは慣れたものから。

そう思って聞いてみる。





「料理…は、ほぼやったことない……。

掃除は、家ではあんまりやらなかったけど、仕事の時は毎日してたから……。

洗濯も、多分できると思う……」


「そっか」





これまでの大ちゃんの生活を考えれば、当然と言えば当然か。

ご飯は安く買ったものばかりって言ってたし。

掃除・洗濯は任せても大丈夫そうかな。

大ちゃんの返事を聞きながら、そんなことを考えて。





「じゃあまずは、洗濯からお願いしようかな」


「…はい……」





掃除は、俺もそう毎日やる訳では無いし。

洗濯は、人数のこともあって毎日してるから、お願いしよう。

説明をしながら、サンルームへ向かう。





「大体9時くらいに終わるようにタイマーをセットして、起きたらサンルームに干す。

あ、でもおれはその後昼ごはん作るからその時間だし、大ちゃんがやるなら10時くらいでいいかな?」


「…はい…」


「天気が悪ければ除湿機を使うこともあるよ。

使ったことある?」


「店でなら……」


「じゃあ大丈夫そうだね。

あとは、夕方くらいに取り込む。

取り込んだら、誰のか分かるものは畳んでかごに入れて、分かんないやつは分かんないもの用のかごに放置。

最初は分かんないものだらけだろうし、遠慮なくここに入れちゃってね」


「はい…」





大ちゃんは、説明を聞いて素直に頷いている。

まだ緊張しているのか、ときどき敬語も混ざるけど、ちゃんと話を聞いて返事をしてくれてるだけで俺は嬉しい。

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まり | 作成日時:2022年10月30日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。