JUMPな日常４ (ページ22)

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中島side

知「待って、大貴は5時間も動き続けるってこと!?」

伊「…そう。これでも短い方。
この間は8時間とかだったし。
今回は、病み上がりだから減らしてもらったの」

知「そんなに動き続けられるわけないでしょ!?」

伊「だから大ちゃんは、いつも倒れるように帰ってくるの。
俺らだって、止められるなら止めたいけど…」

知「そんなの…」

普通、5時間も全力で戦闘し続けられるはずがない。
そんな苦しいことを大ちゃんはいつもやつてたの…？

高「俺たちも、できるなら負担を減らしてあげたい。
でもさっきも言ったように、有岡くんじゃなきゃ戦闘実験をさせてくれない。
その時間を減らす分、伊野尾くんや薮くんがそれぞれの特別任務を増やしたりもするけど、2人もそもそも限界だし。
俺たちには、なにもしてあげられないんだよ…」

山「そんな…」

…こんなの、おかしい。
なんでBESTのみんなばっかり、こんな辛い思いしなくちゃいけないの？

伊「俺らには、逆らう方法がない。
逆らえばどうなるかも分かってるし。
だから、お互いに状況を知って、支え合うしかないの。分かる？」

知「…分かった」

山「ちょっと、知念」

知「BESTがやってもなんともならないなら、今僕らにできることはない。
だったら、少しでも支えるしかないでしょ？」

山「それは、そうだけど…」

知念の言う通りだ。
俺たちじゃ、何も解決できない。

中「…俺も、大ちゃんを支えるよ。
もちろん、伊野尾ちゃんや薮くんのことも」

山「…うん、俺もそうする」

伊「ありがとう。
俺らも、3人のこと頼りにしてるから」

山「うん」

大ちゃんはあと4時間くらいすれば帰ってくる。
俺たちは、いつも通り、ううん、いつも以上に大ちゃんを支える。

これからは、支えることができる。
BESTの皆のために、俺たちもがんばんなきゃな。