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Noside



薮『No.2.3。準備はいい?』

高『バッチリだよ』

薮『No.8.9は?』

中『いつでもいける』

薮『No.4.5.67』

有『準備OK』

薮『よし…。ターゲットが見えた。作戦通りやろうか』

全『『『『『了解』』』』』



___一方、取引相手の屋敷の中。


タ「たしかに受け取った」

取引相手(取)「あとはあのジェットを使ってくれ」

タ「助かるよ。すぐに発たせてもらう」


石森はスーツケースをもってプライベートジェットへと向かっていく。


薮『ターゲット、外に出た!』

有『了解』


ザッ


タ「…まさか、取引相手を特定されるとはな」


ターゲットの前に姿を表したのはNo.4.5.6.7。
ターゲットは少なからず動揺しているようだ。


タ「どうやって特定した?」

有「うちには優秀なハッカーがいるんでね」

タ「!!お前は…!」


フードを外して答えたのは、あのときターゲットが仕留めたはずの有岡。


タ「ちっ…。やはり、あのとき殺 してでも止めるべきだったな」

有「どうだか。あそこで俺が死 んでもうちの仲間達がお前を捕まえると思うけど」

タ「なるほど、仲間な。
…あのとき確認したのは7人。今目の前にいるのは4人。
あとのやつらはどこに?」

有「答えると思う?」

タ「いや、答えないだろうな。
…だったら、道をあけてもらう!!」


ターゲットは有岡に向かっていく。


薮『散れ!!』


薮のその合図で4人はターゲットを囲むように動き出す。
ターゲットを包囲してジェットに向かわせない作戦だ。


タ「あまりなめるなよ……」


そう呟いたターゲットは1番近くにいた岡本に向かっていった。


岡「そっちこそ」


バンッ


ターゲットと岡本は激しい攻防を繰り返す。


岡「父さんを殺 したあんたをずっと恨んできた」

タ「俺には大勢の中の1人だ」

岡「だろうね。でもだからこそ、俺があんたを捕まえることに意味がある。
あんたに殺 されたたくさんの人達の家族の想いを背負ってるからね」

タ「綺麗事だな」

岡「そうやって余裕なのは今だけだよ」

タ「……。ちっ…。まぁいい…」


ターゲットはそう呟いた直後、無線で連絡をとり始めた。


薮『かかった。No.2.3』

伊『はいはい、任せて』

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作者名:まり | 作成日時:2019年1月15日 17時

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