JUMPな日常４ (ページ2)

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八乙女side

大ちゃんと高木と裕翔が基地に戻ってきた。
大ちゃんのがんばりと高木の機転で、とりあえずターゲットは撒けたみたい。

大ちゃんの毒は、高木がナイフも回収してきたおかげでスムーズに解毒できた。
伊野尾ちゃんは、

伊「猛毒だけど、すごく苦しいだけで死ぬような毒じゃない。
解毒剤も本物だし、もしかしたら殺すつもりはなかったのかもね。
しばらく安静にしておけば回復するから大丈夫だよ」

って言ってた。
とりあえず無事で安心。

…で、圭人は、手錠された状態でまだ眠ってる。
薮はルール違反を起こした山田と知念に怒ってて、基地の雰囲気は最悪。
いつもは真っ先に止めてくれる大ちゃんがまだ眠ってるから、きっと…。

薮「山田、知念」

山・知「「っ……」」

薮「ルール、覚えてるよね？」

山「…喋らない、名前を呼ばない、フードをとらない」

薮「…2人はそのルールを破った。
そのせいで、大ちゃんが苦しんでる」

知「…でも!!圭人のこととか、予想外じゃん!!」

薮「今まで予想外がなかった訳じゃない。
今回の任務は特に気をつけるべきだって話もしたよね？」

山「っでも……」

薮「でもじゃない!!」

山・知「「っ!!!」」

薮「自分たちの失敗が仲間を殺すかもしれなかったんだぞ!?
その上でもまだ言い訳するのか!?」

伊「薮、もうやめときな」

薮「でも！」

伊「大ちゃんは無事だった。
ターゲットも運良く引いてくれた。
失敗もあるけど、そこばっか見ててもしょうがないでしょ」

薮「失敗で死ぬとこだったんだぞ!!」

伊「とりあえず無事だったんだからいい、大ちゃんならそう言うよ」

薮「っ!!」

伊「…山田も知念も反省してる。
今司令塔の薮がすべきなのは、次の指示だよね？
早く指示を出さないと、大ちゃんと高木のがんばりがムダになるよ」

薮「……分かった」

…珍しい。伊野尾ちゃんが薮をなだめた。
多分、大ちゃんが傷つかないように、だろうな。
とりあえずは落ち着いたかな。

薮「光、裕翔」

中「うん」

八「へっ!?」

急に呼ばれてビックリした！

薮「2人は、藤ヶ谷のところに事情聴取に行って。
なにか知ってるはずだから。
伊野尾、データ出してあるよね？」

伊「あるよー。ボーッとしてないで、行ってきてね」

八「あ、はい…」

薮「その他は圭人が起きたら事情聴取。拘束は外さないようにね」

とりあえず、事情聴取行ってこよ。

中「ボーッとしないでね？」

八「ごめんっ！汗」