検索窓
今日:36 hit、昨日:26 hit、合計:198,792 hit

▼7-14 ページ41

高木side


なんとか落ち着いた基地の中。
正直俺が止めなくてもいいかな、と思ったけど、有岡くんの困った顔見たらそんな思いも消えちゃった。
特にBESTは、有岡くんの困った顔に弱いんだよね。
ま、理由はいろいろあるんだけどさ。


高「で、薮くん作戦は?」

薮「うん。まず、伊野尾の調査で今度ターゲットが利用すると思われる場所が分かった」

伊「ここから20キロ先のIT企業の社長が持ってるプライベートジェットを使うっぽい」

八「社長も摘発すんの?」

薮「いや、今回はしない。
ターゲットは現在日本にいるらしい。
それで、日本から飛び立つタイミングを狙うから、そのプライベートジェットにたどり着く前にターゲットに接触する」

伊「タイミングが良かったよね。
日本での滞在時間が今回たまたま長いみたいだし」

薮「うん。決行は2日後の16時。
ターゲットは人目につかない暗い時間に日本を出ると推測されるから、その前を狙う。
下調べも含めて明日の朝にこっちを出発、もうホテルの手配はできてるよね?光」

八「うん、大丈夫」

知「下調べなんてばれないようにできる?
下調べされてることをしったら警戒するんじゃない?」

薮「もちろん、それはそうだと思うから、最低限にする。
現場は怪しまれない程度にしか近づかない。
変装して外観見る程度になるけど、そこから得られる情報はたくさんあるからね」

高「役割は?」

薮「伊野尾以外は全員倉庫の中で身をひそめるのが基本。
伊野尾は外で車を準備してパソコンからサポート。
で、俺の合図でターゲットの前に姿を現す。
このとき、俺、雄也、裕翔は隠れたまま銃を準備して待機。
あとは様子を見てかな」

高・中・伊「「「了解」」」

薮「ここからが大事。今回必ず守ることね。
一つ目、また機会はあるから、今回ターゲットを捕まえようとむやみに近づかないこと。
相手は想像以上の手練れだから、近づいたら一瞬でやられる。
銃でいう中距離くらいは必ず保つこと。

二つ目、相手に俺たちの情報を渡さないこと。
基本的には俺以外はその場で喋らない、もちろん、誰かの名前を呼ぶなんてもってのほか。
そしてフードを絶対に外さないこと。顔がばれるからね。
少しの情報から向こうは俺たちを特定してくるかもしれない。

この2つは必ず守って、いいね?」

7人「「「了解」」」


今回はなかなかハードになりそうな予感だな…。

▼7-15→←▼7-13



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
403人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まり | 作成日時:2016年5月14日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。