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高木side
なんとか落ち着いた基地の中。
正直俺が止めなくてもいいかな、と思ったけど、有岡くんの困った顔見たらそんな思いも消えちゃった。
特にBESTは、有岡くんの困った顔に弱いんだよね。
ま、理由はいろいろあるんだけどさ。
高「で、薮くん作戦は?」
薮「うん。まず、伊野尾の調査で今度ターゲットが利用すると思われる場所が分かった」
伊「ここから20キロ先のIT企業の社長が持ってるプライベートジェットを使うっぽい」
八「社長も摘発すんの?」
薮「いや、今回はしない。
ターゲットは現在日本にいるらしい。
それで、日本から飛び立つタイミングを狙うから、そのプライベートジェットにたどり着く前にターゲットに接触する」
伊「タイミングが良かったよね。
日本での滞在時間が今回たまたま長いみたいだし」
薮「うん。決行は2日後の16時。
ターゲットは人目につかない暗い時間に日本を出ると推測されるから、その前を狙う。
下調べも含めて明日の朝にこっちを出発、もうホテルの手配はできてるよね?光」
八「うん、大丈夫」
知「下調べなんてばれないようにできる?
下調べされてることをしったら警戒するんじゃない?」
薮「もちろん、それはそうだと思うから、最低限にする。
現場は怪しまれない程度にしか近づかない。
変装して外観見る程度になるけど、そこから得られる情報はたくさんあるからね」
高「役割は?」
薮「伊野尾以外は全員倉庫の中で身をひそめるのが基本。
伊野尾は外で車を準備してパソコンからサポート。
で、俺の合図でターゲットの前に姿を現す。
このとき、俺、雄也、裕翔は隠れたまま銃を準備して待機。
あとは様子を見てかな」
高・中・伊「「「了解」」」
薮「ここからが大事。今回必ず守ることね。
一つ目、また機会はあるから、今回ターゲットを捕まえようとむやみに近づかないこと。
相手は想像以上の手練れだから、近づいたら一瞬でやられる。
銃でいう中距離くらいは必ず保つこと。
二つ目、相手に俺たちの情報を渡さないこと。
基本的には俺以外はその場で喋らない、もちろん、誰かの名前を呼ぶなんてもってのほか。
そしてフードを絶対に外さないこと。顔がばれるからね。
少しの情報から向こうは俺たちを特定してくるかもしれない。
この2つは必ず守って、いいね?」
7人「「「了解」」」
今回はなかなかハードになりそうな予感だな…。
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作者名:まり | 作成日時:2016年5月14日 19時