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有岡side



薮「作戦に踏み切ろうと思う」

知「っ!!何言ってるの!?」

山「圭人はどうするつもり?」

薮「連絡がとれないならしょうがない。
回線にしても携帯にしても、圭人が自ら連絡をとることを拒否してるようにしかみえない」

知「圭人になにか起こってるのかもしれないじゃん!!」

伊「だからその可能性を否定してるんでしょ。
こんなに探して見つからないことなんて普通ありえない」

山「だから、それができる相手が圭人になにかしてるかもしれない」

伊「そんなこと起きない。ESCの回線なめてる?」

山「そういうわけじゃないけど…」

八「みんな落ち着けって」

中「喧嘩したってなにも解決しないでしょ?」


薮くんの一言から基地の中は冷戦状態。
圭人はあれからまだ帰ってこなくて、でもどんどん日は過ぎて。
薮くんはついに作戦を実行することを選んだけど、納得いってない山田と知念。
どうしたらいいんだろう…。


パンッパンッ


!!


高「はい、そこまで」

薮「高木…」

山「雄也…」

伊・知「「……」」


高「有岡くん、大丈夫だからね(ぼそっ」

有「高木……」


高「お互いの言い分はわかる。
俺だって圭人のことは心配だし、任務を進めなきゃいけないのもわかってるよ。
でもまず、伊野尾くんが調べてくれた圭人の回線や携帯については疑ったりできない。
これはわかるよね?知念、山田」

山「まぁ……」

高「それに、2人は薮くんの言ってることが理解できないわけじゃない。
薮くんはちゃんとそれはわかってるはずだよね」

薮「……」

高い「だったら今どうすべき?
俺たちの司令塔は薮くんだよ。ここは薮くんの指示に従うべきだと思う。
それにまず、俺たちがバラバラになったらなにをするにもうまくいかない。
薮くんはそれを踏まえた上で指示を出す責任があるよね?

…冷静になって。焦っても答えはでないよ。ね、有岡くん」


え、あ、俺?


有「…あ、うん。俺もそう思う」

薮「……悪かったよ、ちゃんと説明しなくて」

山「…俺たちもごめん。もう少しちゃんと考えてから言うべきだったね」

八「やっと落ち着いたか」

山「ごめんね。ありがとう、雄也」

高「ううん、気にしないで」


…高木はすごいなぁ。みんなをちゃんと静めさせた。
こうやってみんなをさりげなくサポートできるのは高木じゃないとできなかっただろうからね。
……でも結局みんな、圭人のことが心配なんだよね。

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作者名:まり | 作成日時:2016年5月14日 19時

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