【wrwrd】完璧少女は揺らがない【kn】 (ページ4)

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完璧少女と二人の過去ページ4

さて、グルッペンと会って一件落着‼

………あ、そっか‼みんなは二人の過去を知らないもんね‼しょうがない‼私が教えてあげよう‼
…え?私は誰なのかって?
んふふ、いつか教えてあげるよ‼ヒントは、【】

それじゃ、少し時は戻り二人が六歳の時のお話だよ‼

『ぐるちゃん‼』

gr「なんだ、今日も来たんや」

『むう…悪かった?』

gr「いや、逆や。逆に俺が悪いと思っとる」

『別にぐるちゃが気にする事ちゃうで‼全部私がしたいからしてるだけやから‼』

gr「そうか。それじゃあ、今日はなんの話にするか」

『昨日は赤の豚さんのお話だったよね‼……う～ん…オレンジ色の人のお話は聞いた事無いよ‼』

gr「それなら、今日はオレンジ色の俺の友達の話をしよう」

『うん‼』

gr「せやな、あいつは悪戯好きでめんつゆをこよなく愛している」

『変な人～』

gr「それでも、仲間思いで、優しい奴なんだゾ?」

『そうなんだ‼あっ‼そういえば、今日から私の専属のしつじ?って人になった同い年のえっとぉ…
あっ‼【チーノ】って人が来たんだよ‼とっても優しいんだ‼』

gr「………そうか。さて、これ以上この木の上にいるとまた怒られるゾ?“お姫様”」

『あ‼その言い方やめてって言ったでしょ‼』

gr「フッ、ほら、めいどさんがもうそこまで来てるで?またな」

『うん‼じゃあね‼』

そう言って元気よく手を振る紅い目を持った少年と、青い目を持った少女が無邪気に手を振る。彼らの関係は、そう。ただの幼馴染に過ぎない。しかも身分の差がある。王族の子供と普通の農民だ。でも、二人は仲良く、少年のお話を聞きに少女が抜け出してまで、聞きに来る。

13人の仲間の話で、全員、少年の仲間であり、友人。かけがえのない存在だ。この楽しい毎日が続く。いつまでも、友人の話を聞き、二人で笑い合う。そんな毎日が続くと思っていた。ある日だった。

『…ねぇ、グルちゃん。戦争だって』

gr「…せやな。俺らもここに居られなくなるかもしれん」

『それは嫌だなぁ…。まぁ、敵国は戦争国家。勝てる訳が無い。私も拷問されて情報を吐かされるんや』

gr「…そしたら俺が迎えに行く。…………そや‼俺が王様になってAを迎えに行く‼だから安心して待っててくれ‼A」

『…うん。ずぅっと…待っとるわ』

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ちょっと次回へ続きます。