【wrwrd】完璧少女は揺らがない【kn】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,597 hit

完璧少女と紺色さんページ2

kn「逃げるで」

『…は?』

という事で、侵入者扱いされたコネシマさんが只今逃げております。とは言ってもうちはあんまり戦争国家ではない為(ただし資源帝国)、兵士さん普通に気絶させています。

『あ、あのぅ…』
kn「ん?どうしたんや?」
『これ…大丈夫なんですか?』
kn「なんや、心配しなくてもええんや‼えっと…A…さんは、前見てればええねん‼」

そう言ってニカリと笑う彼はまるで太陽みたいで。さっきまでの心配が全て流される様で。

太陽みたいに笑う君に、ドキッとしてしまって。

思わず顔が赤くなるのをいつもの表情に戻し、平然とする。嗚呼…これが。

一目惚れ…という奴なのか。

私は、ギッタギッタと兵士をなぎ倒す彼を見ながらこう思う。

好きじゃない人の結婚相手にならなくてよかったなと。

そんな事を思っていればいつのまにか国の門を出て、門の前にぽつんと不自然に置いてある車に乗り込む。その車の中は煙で充満していて、思わず咳き込むと、

kn「ほら、大先生、兵士来とるし、はよ帰ろ」
大先生?「ん?おーけー、っていうか君、かわええなぁ…よかったら僕と連絡先交換…」

という続きの言葉はコネシマさんに殴られて途切れた。その後、普通に自己紹介をしてもらい、本名は鬱先生と名乗る。(以後ut表示)

kn「俺はさっき言った通りコネシマっちゅーねん‼宜しくな‼」
ut「なぁなぁAちゃん、実はシッマな、うちの国の女は嫌で、色んな国の姫見せたらAちゃんがええっtw言ったんやで?つまり…」
kn「おい(めっちゃ低音)」
ut「ひゃ、ひゃいっ‼」
kn「…まぁええわ、ほら、もう着いたで」

気がつけばそこは知らない国。戦争国家と聞いたから、恐らくW国だろうか。ドアを開けるとどうやらそこはガレージだった様で、バイクや車、あるいは戦車まであった。

『…すごっ』
kn「ほら、うちのグルッ…あぁ、総統が呼んでるから総統室行くで」
『は、はぁい』

ガレージを出ると、先程までグレーだった部屋から紅いカーペットに綺麗なシャンデリア。花や絵画などが飾られていた。通路の横にはたくさんのドアがあり、一番大きいドアの前で立ち止まり、二回ノックをする。

⁇「入れ」

一枚ドアを挟んだ先からはとても低い声…確かこう言うのはバリトンボイスと言うんだったか。とても威圧感がある声が聞こえて来た。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－
文字数が…。