永遠の愛を君と誓う4 (ページ4)

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私と樹　(名前)side ページ4

上田さんについて話が終わったあと、樹と私の話になった。

滝沢:実は、今日お呼びしたのはもう一つ理由があるんです。田中とAさんの件で、お話したいことがあります。

A:・・はい、なんでしょうか。

滝沢:弊社は、基本的にはタレントの交際を認めていません。だから、ほんとは2人には、田中のために別れて頂きたいのが本音です。

樹:ちょ滝沢くん話が違うじゃないかよ！

滝沢:田中、俺の話はまだ終わってない。ですが、以前から田中の様子を陰ながら見てきました。前、Aさんと田中が離れていた時ありましたよね？その時から田中の様子が突然変わったんです。雑誌撮影で笑顔がひきつって、何度も撮り直しする。少クラなどの収録ではダンスにキレがなくなる。俺はこの状態が続いたらどうしようと頭を悩ませていました。

滝沢:しかし、それからしばらく経つとまた元の田中の姿が戻ってたんです。その時は、ただ吹っ切れてただけかと思ったんです。ですが、それがAさんとまた寄りを戻したからだと後で知ったんです。

滝沢:俺はこの時思ったんです。田中にとって、その女性は居なくてはならない存在だと。田中から引き離してはいけない存在なんだと思ったんです。こんなこと俺が副社長についてから、いや、事務所が設立されてからそんなこと思った人一人もいないんじゃないでしょうか。

滝沢:ですから、お2人の交際を認めようと思います。

樹:滝沢くん(泣)ありがとうございます！

A:ありがとうございます！

滝沢さんに私たちの交際を認めてもらえるなんて、これ以上嬉しいことなんてないくらい、とても嬉しかった。樹なんて泣きそうになってるし笑。