僕のお嬢様 -２-

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佑「っ…、はあ……あれ乗ろう！！」




手を引かれ走り続けて、どこへ行くかもわからないバスに乗り込む。乗客は私達だけ。


走り続けるバス。暗くてよくわからないけど、きっと私たちの住む街からはどんどん離れていってる。







佑「………あの、Aちゃん」

「ん？」

佑「……いきなり………ごめん…困ったよね…」

「………ううん」






逃げたいと思ってしまったのも、その手を取ってしまったのも私だ。首を横に振ると、福田くんは安心したように笑った。








「福田くん、福田くん」

佑「………ん…、」







肩に重みを感じて見てみると、福田くんが私の肩に頭を乗せて寝ている。……この角度から見ても美しい…オアシス……！！って、今はそんな事言ってる場合じゃないけど。もう少し見てたかったけどバスが終点に到着したので起こす事に。







佑「…どこだろうここ」

「……うーん」

佑「…とりあえず、どこかに入んなきゃ」




バスを降りて少し歩いたけど全く見覚えのない風景。多分もう12時を過ぎてる。野宿、って訳にもいかないし、ととりあえず歩いていると、少し古いビジネスホテルが目に入る。









佑「……空いてるかな…行こ、っか…」

「…う……うううううううん…」







…なんだか少し変な気分になる。福田くんとホテル…二人で………いや！変なホテルじゃないし！福田くんだし！大丈夫………








…な、はず………







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新作考えてます…カイくんです。

ちょっと不思議？ファンタジー？な感じのお話です。決まったらまた書きます。。






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