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「お嬢様！？その傷…」
「あーちょっとね」
「痕が残ったら大変です！！手当てしましょう！！」
お嬢は家に帰るなり部下達に連れられ傷の手当てに。…お嬢に、しかも顔に怪我させるなんて。最悪だ…
拓「……祐基」
拓弥の低い声。怒っている事なんて見なくてもわかる。背を向けたままその声を聞いた。
拓「…東堂だろ」
祐「……」
拓「最近何もなかったからって油断してたんだろ」
拓弥の言ってる事は間違いではない。ここ一週間近く何もなかったから、気が緩んでいたのも確かだ。
肩を掴まれ拓弥の方を向かせられる。顔にはまだ痛々しい傷跡が残っている。
拓「なんでお嬢様が怪我してんだよ、なんの為の付き人なんだよ」
祐「……ごめん」
拓「ごめんじゃねえよ、お嬢様に何かあってからじゃ遅えんだよ！！」
祐「っ……わかってるよ…」
拓「わかってねえだろ！！だからこんな事になんだよ！！」
祐「……なんでだよ！全部俺のせいかよ！偉そうに言ってるけど自分だってやられてんだろ！！」
お互い胸倉を掴んでそのまま取っ組み合いの喧嘩が始まる。お嬢に怪我をさせた事の重大さなんて自分でもわかっている。拓弥の事だって、拓弥は別に悪くない。それなのに苛立ってしまう。そんな自分にも嫌気が指した。
お互い我を忘れて殴り合ったのであろう、自分も拓弥も羽交い締めにされて「やめろ！」と連呼されていて、そこで初めて頬の痛みと赤くなった手の甲に気付いた。
「な…ちょ、何してんの二人とも！」
驚いたようなお嬢の声が聞こえた。拓弥と殴り合いの喧嘩をしたのなんか、きっと初めてだ。口の中に鉄の味が広がった。
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K!NOKO//(プロフ) - みんなでお泊まり的なのがみたいです！ (2017年8月4日 17時) (
レス) id: d70e71fa7b (このIDを非表示/違反報告)
ちぇるん。(プロフ) - いつも楽しみにしてたので番外編書いていただけるのはすごく嬉しいです！拓弥と祐基のお嬢様なんですけど個人的にこーちゃんとの絡みがみたいです！ (2017年8月3日 3時) (レス) id: cba54d5afa (このIDを非表示/違反報告)
な な .(プロフ) - エムさん» コメントありがとうございます（＾_＾）少しお話考えようと思います！頑張ります！ (2017年8月1日 19時) (レス) id: 41e39c4ebf (このIDを非表示/違反報告)
な な .(プロフ) - sunpoi5さん» コメントありがとうございます（＾_＾）その４人とのお話も書きたいですし稜海やタカシとのお話も書けたらなと思います！ (2017年8月1日 19時) (レス) id: 41e39c4ebf (このIDを非表示/違反報告)
な な .(プロフ) - 陽彩さん» コメントありがとうございます！お話少し考えようと思います！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 41e39c4ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な な . | 作成日時：2017年6月8日 21時
