7.お嬢様、お説教です ページ8
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拓「ほんとやってくれましたねお嬢様」
「……でもさあ簡単に騙された祐基も悪くない?」
拓「騙された祐基もバカ。あの場の雰囲気に流されてたお嬢様もバカです」
「だってかっこよかったからぁ」
祐「かっこよかったら良いんですか!?かっこよかったら流されるんですかお嬢は!!」
拓「バカうるさい」
祐「バカって言う方がバカなんだ!」
小学生みたいな事を言ってる祐基は置いといて。ベッドの上でクッションを抱えて不貞腐れる私に目線を合わせて拓弥は言った。
拓「お嬢様はもう少し自分の立場をお考えください。お嬢様は五十嵐一家の一人娘なんです。もし万が一、何かあってからでは遅いんです」
「……わかってるよ」
祐「そうです、簡単にキスとかしたらダメですよ!」
「うるさいよバカ」
祐「何で〜〜お嬢!!」
クッションを抱えそのままベッドに横になる。明日福田くんに謝ろう…何か聞かれたら…なんて答えたらいいんだろう。
家の事がバレたら、福田くん引くかな…もう今まで通り話したりできなくなるかな…
「………はあ…」
祐「…お嬢……」
拓「…お嬢様、あまり落ち込まず……」
「………zzz」
祐「え、この状況で…」
拓「寝付きの良さは世界一だな…」
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佑「Aちゃんおはよ!」
「ふっ…福田くん!おはよう…」
何聞かれても慌てるな…と一度息を吐く。…けど、福田くんは昨日の事を何も言わなかった。いつも通りにゃんこ何ちゃらってアプリがどうのとか、ふなっしーがどうのとかそんな話ばっかり…
「なんでだろう?」
祐「もう忘れたんじゃないですか?」
「どんだけバカ扱いしてんのバカ」
拓「福田が聞いてこないならこっちから言う必要もありません。黙ってましょう」
「……そーだね」
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ひろ(プロフ) - 初めて書かせていただきます!すごく面白いです!みんながワイルドな感じでドキドキですね(///ω///)続き楽しみにしてます!! (2017年5月16日 2時) (レス) id: ce336a9dfc (このIDを非表示/違反報告)
エム - なな.さんの作品めっちゃ好きです!更新待ってまーす! (2017年5月10日 0時) (レス) id: be027d3da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な な . | 作成日時:2017年5月7日 12時