12.お嬢様、イケメンに出会う ページ16
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「…雨」
ある日の帰り。夕飯の買い物で祐基とスーパーに寄って、帰ろうとするとさっきまで晴れてた空は曇り空になって雨が降っていた。
祐「お迎え呼びます？」
「んー、折り畳みはあるけど…」
祐「一応呼びましょ！ちょっと僕トイレ行ってきます！」
そう言ってトイレに消えた祐基。スーパーの入り口で待っていると、外の様子を見て「マジか、」と呟いた男子高校生が一人。あれどっかで見た制服…
…そうだ吉野くんと同じ制服だ。いきなり雨降ったから傘持ってないのか。……祐基がお迎え呼ぶって言ってたし、いいか。
「あの、良かったら使いますか？」
「え？でも…」
「私、迎え来るんで大丈夫です。どうぞ」
「ほんまですか？ありがとうございます！」
キラキラとした笑顔を見せた彼。うわ、イケメン。そういえば吉野くんも関西弁だったけど、ここの男子高って関西の人多いのかな？
「…八高ですよね？僕隣の男子高の一年で」
「あ、一年…大人っぽい…」
太「僕、松尾太陽って言います。お名前聞いても…」
「五十嵐Aです、私は二年」
太「五十嵐、Aさん……」
「……はい」
太「………」
「………」
…何？この間…なんか喋ってよ……てか祐基戻ってこい……
太「……Aさんありがとうございます！傘、絶対返しますので！」
じゃあ！と傘を刺して元気よく雨の中走って行った松尾太陽くん。それにしても爽やかだった。ありゃモテるな。
祐「お嬢？どうかしました？」
「ん、なんでもない。それより迎えは？」
祐「あ、電話するの忘れてた」
「…ドジ！バカ！アホ！」
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ひろ(プロフ) - 初めて書かせていただきます！すごく面白いです！みんながワイルドな感じでドキドキですね(///ω///)続き楽しみにしてます!! (2017年5月16日 2時) (
レス) id: ce336a9dfc (このIDを非表示/違反報告)
エム - なな.さんの作品めっちゃ好きです！更新待ってまーす！ (2017年5月10日 0時) (レス) id: be027d3da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な な . | 作成日時：2017年5月7日 12時
