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拓「…やってくれたな」
祐「お嬢の綺麗な顔に傷付けたって事は…どうなるかわかってるんだよね？」
拓「…福田、お嬢様のとこ行って」
佑「……あ、うん…」
拓「…祐基行くぞ」
祐「……ああ」
二人が雄叫びを上げながら走り出すと、子分達も走り出す。大人数の男達相手でも、二人は全く動じず次々と殴り倒していく。
拓「おらぁああああ！！！！」
祐「おりゃあああ！！俺は強えぞ！！！」
こんなに暴れ回る姿、普段の二人からは全く想像もつかない。だから二人を舐めない方がいいのに…。
佑「Aちゃん！大丈夫！？」
「福田くん…！ありがとう大丈夫だよ」
福田くんがロープを解いてくれて、やっと手足が自由になる。後ろではまだ激しい乱闘が繰り広げられている。
佑「切れてる…痛かったよね…」
「あ、大丈夫…」
泣きそうな顔をした福田くんの指が、切れた私の口元にそっと触れる。…こんな時だけどきゅんきゅんする…
拓「お嬢様！福田！後ろ！！」
拓弥の声にはっとした。福田くんの後ろに木の棒を振り上げた男が見える。
「福田くん伏せて！」
手元にあった砂を顔目掛けて振り撒いて、怯んだ隙に腰に捻りを入れて脚を思いっ切り振り上げる。私の蹴りは見事男の顔面にクリーンヒット。情けなく倒れ込んだ。
「…舐めんなバーカ」
お父さん仕込みの回し蹴り。女だからと舐められないようにと小さい頃教わったものだ。
拓「……お嬢様の回し蹴り久しぶりに見た…」
祐「お嬢カッコいい〜！」
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ひろ(プロフ) - 初めて書かせていただきます！すごく面白いです！みんながワイルドな感じでドキドキですね(///ω///)続き楽しみにしてます!! (2017年5月16日 2時) (
レス) id: ce336a9dfc (このIDを非表示/違反報告)
エム - なな.さんの作品めっちゃ好きです！更新待ってまーす！ (2017年5月10日 0時) (レス) id: be027d3da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な な . | 作成日時：2017年5月7日 12時
