僕のお嬢様

２.お嬢様、スカートが短いです ページ3

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「「「いってきまーす」」」




三人並んで道を歩く。私が真ん中、右に拓弥、左に祐基。これは昔からずーっと同じ。





拓「お嬢様、リボン曲がってます」


「ん、ありがと」


祐「お嬢〜ネクタイ結んでください〜」


「拓弥にやってもらって」


祐「拓弥首絞めるから嫌！」


拓「そんな事したことねえよ」


「された事ない」




左隣で祐基がぎゃあぎゃあと騒ぐ。ミルクティー色の髪のせいか、犬に見える。ポメラニアンとかチワワとか、そんな感じの。




祐「てか！お嬢スカート短くないですか！？」


「えー？こんなもんでしょ」


拓「いやいつもより一回多く折ってますね」


祐「ほらやっぱり！下ろして！」


「多く折ってるとかなんでわかんの…」


拓「あと香水つけてますねお嬢様」


「拓弥近い」


祐「………ほんとだ！色気付いてるんですかお嬢！！」


「だからあんたも近い！！ってかちょっとじゃん！いいじゃん！」




両隣から首筋の匂いを嗅がれて、はたから見たらとんでもない状況。犬みたいにうるさい祐基と、犬みたいに鼻が効く拓弥。私、犬二匹飼った記憶ありません。




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