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「おはようございます」
集合時間の5分前、一階に降りてくると
同じく参加者の人たちが中庭の方に
出て行くのでついて行く
「おはよう」
「おはようございます」
リビングを過ぎれば森本さんがいて
挨拶してくれた
「皆さん集まられたのでもう一度説明させて頂きます」
説明が始まるとAグループ参加者5人並び
スタッフはこの後ろに並んだ
スタッフさん10人以上いない？多いな…
「えー、…審査基準としては
社風に合っているか、オリジナル性、
テーマに沿っているかが基本となります」
私たちと向かい合うように立っている、
主催の会社の人は少しめんどくさそうに
今回の審査内容について触れる
映画を脚本が出来るところから
しかも映画化をコンペ式で選んで
それを宣伝用に映像としてまとめるみたい
「ジャンルは問いません。テーマである『 殺人 』をどう捉えて頂くも自由です。1週間ここシェアハウスAとBに参加者各5名ずつで暮らして頂き、その様子も撮影します。字数など細かい条件は資料を配りますのでご確認下さい」
社員さんがそう言うと
スタッフさんが資料を配布してくれる
「？」
頂いた資料に目を通すと
1番下にイラストの犬がいた
犬は眠そうに伏せをしている
なんで犬？と首を傾げていると
視線を感じてちらっと振り向くと
森本くんと目があった
『 ウ・マ・イ？ 』
口パクでそう訴えてくるから
思わずクスッと笑ってしまった
森本さんの描いた絵なのか
これ撮られてるのに、いいのかな？
「以上で説明終わりますが、質問や
暮らしに関して要望がある方は一緒に暮らすスタッフまでお気軽にお知らせ下さい」
集まりは今日だけで、
あとは最後の日まで自由だったよね
同じAに泊まる人たち
どうするのかな
キッチンもお風呂も小さいけど
部屋毎にあるし何も問題ない
男女は一階と二階でわかれてるし。
ゆって女性は全体で5人しかいないけど
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作者名：あり
| 作成日時：2019年9月14日 2時
