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どうやら本当に疲れているみたい
もう今日は早くベッドで横になろう 。
そう思って開きっぱなしのカーテンを閉めようと
窓に近づくと窓の向こうに愛しい姿が見えて
『 ゆ 、うと？』
思わず窓を開けた 。
" A "
ずっと聞きたかった声 。
ずっと会いたかったその姿 。
" この半年間 、Aはよくやったよ "
『 …… ほんと？』
こくりと頷いた彼が部屋の中へ
一歩足を踏み入れた 。
" 俺を想ってるだけなのにね？
叱られることじゃないじゃん "
私がずっと見たかった笑顔を見せる優斗 。
でも彼はもうこの世にはいない存在だから
私の前に彼がいるこの状況は可笑しいはず 。
だけど確かにいま 、私の前には優斗がいる 。
瞬きが出来なくなった
というより目を閉じることが出来ない 。
『 やっぱり私疲れてるんだ … 』
" お疲れさま "
いないはずなのに優斗の声が聞こえるの 。
閉じることが出来なかったはずなのに
その一言が耳に届いた瞬間 、一気に瞼が重くなって
目が閉じてしまいそうになったのを必死に堪えた 。
" 今日はよっぽど疲れてるんだね "
『 … ゆ … と 』
" 目を閉じて？"
『 うーん … 』
" Aはただ目を閉じて俺の言葉だけに耳を傾けて "
不思議とぽろぽろ涙が溢れた 。
" うんうん 、疲れたね "
まるで私を虜にしてしまう音色を奏でているのかと
錯覚してしまうほどに甘く 、
" もう何も難しいことは考えなくていいんだよ "
歌でも聴いているかのように
心の奥に優斗の声が響く 。
『 ほんとに … ほんとに優斗なの？』
ぽろぽろと涙を溢しながら
訊ねる私を見て彼は微笑んだのだろうか 、
少し甘い吐息が届いた 。
" そうだよ "
何処からか微かにフルートの音色が聴こえて来た
" 笛の音 、聴こえてる？"
『 うん 』
" じゃあこの歌について来て "
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にこ - みるるん！さんが伝えたかったことと私が感じたことは違うかもしれませんが、私はハッピーエンドだと思ってます。こんなに愛せる人と一緒にいれるのは幸せだと思うし、生きることだけがその人にとって幸せとは限らないので…（気分を害されたらすみません…！） (2020年3月4日 5時) (
レス) id: 03a051c83b (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりー - 短編だけれどお話がまとまってて読みやすいし最後になるにつれて鳥肌が立ちました。作者さん天才、、、、、 (2020年3月1日 23時) (レス) id: fc96554ac3 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 物語読んで、メッチャ体がしびれた自分が溶け込んでた。 (2020年3月1日 23時) (レス) id: 185d75fc93 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - 私も最近辛いことがあったので泣けてきちゃいました。あと優斗くん大好きなので余計泣けてきました。 (2020年2月23日 15時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるるん
| 作成日時：2020年2月23日 8時
