恋愛奮闘記 5【ONE PIECE】 (ページ12)

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EP29 ページ12

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その頃、船では…

ク「遅いなあいつら」

ギ「ちょっと様子を見にいっ…」

ロ「クロッカス！ギャバン！余計なことするんじゃねぇ」

ク「だが、ロジャー。あいつらはまだガキと女だぞ」

ロ「いいから黙って待っとけ。そうじゃねぇってことをあいつらが証明してくれるさ」

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ネバーランドにて…

あ「…ッ…！っはぁ…はぁっ‥」

シ「おい！これ以上無茶するな！」

私はピーターの仕掛けてくる技を交わして、受けて…を繰り返していた。

私が武器を持てば消され奪われ‥
武器はピーターの手に渡り、ピーターの思うがままに操れているようだった。

それに、島から伸びてくるツルの植物が私達の手足を縛り
動けなくする。

シャンクスとバギーを守りながらの状況で
たしかにこのままだと彼に触れることなく負けてしまう。

……でも、これで確信した。

ただ、一つ知りたいのは…

あ「ピーター、一体なぜ…どこでその力を…ッ…」

ピ「フッ、仕方ない。死ぬ前に一つ教えてやろう。
これは妖精が子供達のために置いていく“ある粉”のおかげだ」

あ「粉…それを利用して…？」

ピ「粉の使い道などバレなければ、どうとだって…」

　

ドガッ！！！ガガガガガァーー！！！

大木にあたり、森の中へと吹き飛ばされるピーター。

驚いた様子で顔を上げる。

目の前には怒りで満ちた顔のミラが立っていた。

ピ「そ、そんなバカなッ…僕には触れられないはず…だって…」

あ「だって、風の精を纏っているから」

ピ「…ッ…！？！」

あ「そりゃ誰も触れられないはず。風の精があなたの周りを囲い防御しているんだもの」

暗闇のなか、徐々にミラの周りだけが明るく光り出す。

シ「…ミラ？」

バ「‥ッぃててて…、ど、どこだここ…」

シ「バギー！やっと目ェ覚めたか！ミラが！」

少し離れたところから、微かにみえるミラとピーターを指差すシャンクス。

あ「あなたに触れる前にその囲いに触れたが最後、手であろうと刀であろうと触れた部分が風となって消えていく。それが風の精。そうでしょ？」

ピ「お、お前ッ…一体なぜそれを…」

ジリジリとピーターに詰め寄るミラ。

それと同じように一歩ずつ下がるピーター。

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