恋愛奮闘記 5【ONE PIECE】 (ページ9)

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EP26 ページ9

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あ「レイリーさんッ！！」

バンっと勢いよくみんなのいる部屋の扉を開ける。

レ「どうした、そんなに慌てて」

あ「シャンクスとバギー見なかったですか！？」

レ「いや…2人とも君と同じく、島についてすぐ船を降りていったようだが？」

あ「…じゃあやっぱり‥ッ」

レ「…？なんだ、一体どうし‥」

レイリーさんの言葉を遮り、みんなのいる部屋を後に
部屋を飛び出した。

私はシンデレラから聞いた
“ネバーランド”という島に向かうことにした。

_____ここは、親とはぐれ年を取らなくなった子どもたちが

妖精とともに暮らす_____

“ネバーランド”

童話の中では、そのネバーランドの住民の一人「ピーターパン」は大人になることを拒絶し、この島の子供達は永遠に大人になることはないという…

____とても不思議な島である___

あたりは薄暗く、私のボートを漕ぐ水の音だけが響く。

ギギーー‥チャプンッ…ギギーー‥チャプンッ…

とても子供達がいるようには見えない。

むしろ怖がりそうな雰囲気で包まれている。

あ「本当にここであってるのかな…」

そう思いながらも、ボートを島に固定させ停めた。

島内に入ろうと一歩踏み入れた、その時…

ヒュ〜‥パンッ！パンッパンッ！！

夜空に広がる大きな花火。

そこに一つの影が夜空を飛び交い、こちらに向かってくる。

‥あれは…人！？

そう、その正体は…

ピ「ようそこ“ネバーランド”へ！僕の名前はピーター。
ここの管理人さ！よろしく」

ニコッと笑う彼は、おとぎ話同様爽やかな好青年って感じだ。

とても危険な人物には見えない。

あ「こんばんは。私は…アンっていいます！よろしく」

咄嗟に嘘をついた。

ここはティタニアもよく出入りする場所だ。

私の名前をむやみやたらに伝えることは控えたほうが、後々支障が出ずにすみそうだと判断した。

ピ「よろしくアン！ところで、君は子供には見えないけど…。
ここは生憎子供のみしか入国できない島なんだ」

申し訳なさそうに謝るピーター。

あ「あ、いえ！私、人を探してて！ここに赤髪の男の子と赤鼻の男の子がきませんでしたか？」

ピ「男の子二人か…いや、見てないな」

あ「そうですか‥島中探してもどこにも見当たらなくて」

ピ「そっか、それは心配だな‥」

ピーターは心配そうに顎に手を当て考えている。

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