恋愛奮闘記 5【ONE PIECE】 (ページ18)

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EP35 ページ18

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次の日の朝

ロ「よーし、この島とはもうおさらばだ。新たな冒険へ向かうぞ野朗共！」

「「おぉーーーッ！！」」

そうしてロジャー海賊団は、救った子供達やロジャー船長の仲間らしき人達が出発を見送り、グリム王国を後にした。

クァークァー…

ニュースクーがたくさん飛び交う青い空。

その下ではお肉やお酒を頬張る海賊達。

「ヨホホホ〜ヨーホホホ〜♪ヨホホホ〜ヨーホホホ〜♪」

「ビンクスの酒を届けにいくよ♪〜海風気任せ海任せ〜♪」

陽気に歌う海賊達を乗せるオーロジャクソン号。

「潮の向こうで夕日も騒ぐ〜♪」

「空にゃ輪をかく鳥の唄〜♪」

楽しそうに笑い、歌い、食べるみんなを見ているとサニー号を思い出した。

…ルフィ達…今頃なにしてるのかな…

きっと心配して、私のこと探してるに違いない。

「帰りたい」そう思って、輪から離れた船の端の方でちょこんっと座ってみんなを眺めていた。

しばらくその様子を眺めていると、目の前に大きな肉の塊がドンっと現れた。

あ「！？」

横を見ると、「ん」と肉を差し出すシャンクス。

シ「食わねぇのか？」

あ「あ…ありがとう」

ムシャムシャと頬張りながら、私の隣に座る。

シ「ありがとな、助けてくれて」

あ「え？」

シ「まだお礼言ってなかっただろ？ミラが来てなきゃ俺たちは永遠に歳をとることができねぇ体になってた」

「はは」と笑うシャンクス。

真っ直ぐな目で私を見ていて、それが少し照れ臭かったけど
素直に嬉しかった。

あ「ううん！無事でいてくれてよかった！(笑」

シ「あぁ！(笑」

ニコニコと笑い合う。
シャンクスが少し心を開いてくれたみたいで安心した。

シ「…それと…」

あ「ん？」

シ「何考えたんだ？さっき」

あ「？？」

シ「…いや、寂しそうな顔し…」

バ「おいシャンクス！！」

シ「バギーッ？」

ひょこっと目の前にでてきたバギー。

「みてみろよ！」とニュースクーの落とした新聞をシャンクスにみせる。

…シャンクス何言いかけてたんだろ…

少し気になったが、それも新聞の記事を読んで一気に忘れた。

シ「あー今回も載ってねぇかぁ…」

バ「ちっげェよ！ここだ！ここ！」

シ「ん？」

そこには白髭海賊団についての記事が記されていた。

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