EP 25 ページ8
ーー
“ミラ…”
お母さん…
なんで…
ここはどこ…
見覚えのある女王の寝室。
“ミラ…貴方は私達の宝物よ…”
…どうしてそんな苦しそうな顔してるの…
どうして…
“ゴホッ…グッエホエホッ…”
血を吐くの…
「やめてッ…これ以上喋らないでッ…」
…怖い
“ごめんね…ごめんッ…”
…謝らないでよッ…
お願い…
逝かないでッ…
“ゴホッ…コホコホッ…”
いや…
やめて…ッ…
「ミラ！おい！しっかりしろッ！！」
「起きろッ！ミラ！！」
私を呼ぶ声。
その声にパッと目を覚ます。
私を覗き込むルフィの顔。
私の顔は涙で濡れていた。
あ「ここは…」
辺りは真っ暗で目の前には壊れた鉄壁。
…そうだ。
私はナミを助けにスティル王国の大きな塔の前まで来ていたんだ。
ル「お前急にいなくなっちまうし、探したぞ！」
あ「ご、ごめん…」
ル「大丈夫か？」
あ「うん…」
きっとあれはあの男が私に見せた過去の夢。
私の中にあった１つのトラウマを夢見させたのだろう。
小刻みに震える体…
怖かった。
母が死んでいくあの時の記憶
思い出したくもないものを思い出してしまった…
その時
ギュッ…！！
引き寄せられ、強く抱き締められる私の体。
…ルフィ…
何も言わずに黙って強く抱き締めるルフィ。
あ「…どうしたの、ルフィ…？」
ル「お前震えてる…それに泣いてたッ…！」
あ「…ッ……」
ル「お前が泣くと俺は悲しくなるッ…！！だから泣くな！」
【怖い】
そんな思いがルフィから伝わってきた。
…ルフィだって…
声も手も…震えてる…
ル「俺達もいるじゃねぇか！」
あ「…でも、ナミが…」
サ「だからって1人で行くのは違うぜミラちゃん」
サンジ…
森から出てくるサンジ。
ゾ「んなとこにいやがったか」
ゾロ…
ウ「ったく、お前ってやつはぁ…」
チ「ミラ！心配したんだからなッ！」
あ「みんな…」
サボもエースもロビンもフランキーもブルックも…
(そしてなぜかバギーもいる)
皆、来てくれた…
ル「ナミは助ける、俺があいつをぶっ飛ばす！」
あ「うんッ…！」
そうして私達はナミのいる塔の中へと入っていった。
.
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koi(プロフ) - 空夜さん» 一気見ありがとうございます！これからもまた更新頑張っていきます！またみてみてください^_^ (2022年8月8日 21時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - みどらさん» ありがとうございます^_^だいぶお待たせしてしまいましたが、、また見ていただけたら嬉しいです！ (2022年8月8日 21時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - ぺんちゃ?さん» ありがとうございます^_^これから更新頑張ります！ (2022年8月8日 21時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
空夜 - すごい面白いですね！見つけて、はじめから一気読みしちゃいました。更新楽しみにしてます！ (2019年12月27日 11時) (レス) id: e92927506b (このIDを非表示/違反報告)
みどら(プロフ) - 1番初めからここまで一気に読ませてもらいました！面白いです！更新待ってます！ (2019年5月3日 9時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月19日 9時
