EP 41 ページ24
ーー
あ「ルフィ…起きてッ…！何言ってるの！目を覚まして！ルフィ！」
このままじゃ、壊れちゃう…
あ「ルフィッ…お願い…！」
ギュッとルフィの服を掴む手に力が入った。
ゴゴゴゴ…と揺れ出す大地。
戦闘中の一味も島の皆もその揺れに耐えきれずに転倒していく。
そして何故か日の出前の薄暗い空がまた漆黒の夜へと変わっていった。
ウ「な、なななんだァ！？何が起こってるんだァ！？」
ロ「海が…割れてるわ」
塔から見える海…真っ二つに割れていた。
あ「…ッ……」
ナ「…！ミラ…ッ…ミラッ！！！」
呼ばれる声にハッと我に帰るミラ。
それと同時に揺れが収まり、海も元の状態へと戻っていった。
横では心配そうに私を覗き込むナミの姿があった。
あ「…ナミ！！良かった！目が覚めたんだねッ…！」
ギュッとナミに抱きつく。
ナ「え、ええ…覚めたっていうより呼び起こされたっていうか…」
あ「…？？」
ナ「ミラ…あんた何したの…？」
あ「え？」
ナミにジッと見つめられ、問い詰められるが記憶にない。
…え、今私何かしたの…？
その時、ルフィの手を掴んでいた私の手に力が加わる。
…いたッ…
パッと見るとルフィが目を覚ましていた。
ル「ミラ…」
あ「ルフィッ！！」
ムクッと起き上がる。
ル「あいつは…どこだ」
あ「今、ラブリとラムが闘ってる…ルフィ大丈夫なの？」
ル「あぁ、また変な夢見ちまったけど大丈夫だ」
あ「そっか…」
きっとルフィの前から私達兄弟がいなくなる悪夢を見せられてたんだよね…
“どこ行くんだミラッ！一緒に海賊になるって約束したじゃねぇーかよッ！ミラ！ここにいろよォッ！！”
幼い頃、私が3人の兄弟から離れていく時のルフィの顔を思い出した。
その顔を思い出すと今でも辛い。
一瞬でもそんな顔をさせてしまったことを後悔している。
…ごめんね、ルフィ…
あ「大丈夫、私達はここにいるから。勝ってルフィ」
グッと力む瞳。
その目をみて、ルフィはニッと口角を上げた。
ル「おうッ！！当たり前だ！」
そう言い、ルフィはロイスの元へと走り消えていった。
その後ろ姿を私とナミも後から追いかけた。
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koi(プロフ) - 空夜さん» 一気見ありがとうございます！これからもまた更新頑張っていきます！またみてみてください^_^ (2022年8月8日 21時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - みどらさん» ありがとうございます^_^だいぶお待たせしてしまいましたが、、また見ていただけたら嬉しいです！ (2022年8月8日 21時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - ぺんちゃ?さん» ありがとうございます^_^これから更新頑張ります！ (2022年8月8日 21時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
空夜 - すごい面白いですね！見つけて、はじめから一気読みしちゃいました。更新楽しみにしてます！ (2019年12月27日 11時) (レス) id: e92927506b (このIDを非表示/違反報告)
みどら(プロフ) - 1番初めからここまで一気に読ませてもらいました！面白いです！更新待ってます！ (2019年5月3日 9時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月19日 9時
