EP 106 ページ7
ーー
ゾ「お前ッ…本気で言ってるのかッ！」
あ「本気だよ、だからお願いクレアさん…取って…」
ク「…ッ……」
ミラの思いを汲むのと己の思いとの狭間で葛藤するゾロ。
ここはクレアの判断に委ねるしかなかった。
徐々に荒々しくなっていくミラの呼吸。
「お願いッ…」と願う声と握りしめる手の力が強くなっていく。
そしてクレアは
ク「…わかりました。しかし…支障の出ない程度頂きます…」
彼女の思いを汲むことにした。
そして、注射器でミラの血をほんの気持ち程度で吸い取った。
ク「頂きましたよ。…体に変化はありませんか？」
あ「う、うん…大丈夫…」
ク「…そうですか」
あ「…妖精の力でDie bacteriaの特効薬…作ってくださいね…」
ク「わかりました…ですが…」
あ「私には間に合わないんですよね…わかってます…でも、いつかきっと誰かの命を救うはずだから…」
その笑顔を見たクレアは一粒の涙を流し、頷いた。
彼女の言葉を聞き、何が何でも特効薬を作り出すことを決意した。
そして、大きな扉から研究所に向けて空高く飛んで行った。
その姿をベットから眺めるミラ。
その視界を塞いだのはゾロだった。
あ「ゾロ…」
ゾ「無茶しやがる…」
あ「うん…でももう慣れたでしょ…？笑」
ゾ「フッ…まぁな」
そしてミラはそのままスーッと眠りについた。
その様子を見届けた後、ゾロも壁へと寄りかかり眠りについた。
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koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
