EP 5 ページ38
ーー
ナミに呼ばれていた私はナミのいる女部屋へと向かった。
妖精から貰った服を並べてお金の計算をするナミ。
ナ「あ！ミラ！どこいってたのよ！探したのよ？」
あ「ごめんね！色々あって…それでこれはなに？」
ナ「売るのよ☆」
ビンゴ。
まぁ、アマンダ達もそのつもりであげたらしいから…
本人がいいならいいけど…笑
ナ「それで！これはあんたが売りに出して欲しいの」
あ「え？な、なんで私！？」
ナ「私が“妖精の服を売りたい”って言って信じてくれるわけないでしょお？信憑性に欠けるのよ」
あ「だから妖精の私が言えば信じてもらえるってこと…？」
ナ「そーゆーこと！物分りが良くて助かるわ」
よろしくね！と目を輝かせて頼まれたら、断れるわけがない。
私は二つ返事で返した。
ナ「それにしても懸賞金20億ベリーはびっくりよね〜船長のルフィでさえ15億ベリーよ？」
ドレスを片付けながら昼間の手配者について話す。
あ「うん…」
ナ「…？」
手配書の額も写真も異名も…私的には大満足だった。
でも、一つ心配なことがあった。
それは皆の身に危険が及ぶ可能性が大きくなったことだ。
私だけならまだしも懸賞金が大きい分、皆も危険な目に合わせてしまう。
そう落ち込んでいると
ピシッ！
おでこに鈍い痛みが走った。
顔を上げると頬を膨らませているナミ。
ナ「バカねぇ…また余計なこと考えて」
あ「ナミ…」
ナ「あんたの考えてることなんか全てお見通しなんだから」
“まぁちょっと迷惑ってのはあるけど”と付け足すナミ。
ナミは損が大嫌いだからそこは仕方がない。
けど損得よりもお金よりもナミが一番大切にしているのは仲間だ。
ナ「前にも後ろにも私達がいる…頼りなさい！皆あんたに付いて行く覚悟とっくにできてるんだから！」
ニコッと笑うナミ。
その言葉で悩みも心配も全部吹き飛んだ。
私に付いてきてくれる…
私と一緒に闘ってくれる。
これから先、どんな海賊・海軍が仲間を危険な目に合わせようとも守り抜いてみせる。
その覚悟を無駄にはしないとその日、心に誓った。
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koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
