EP 116 ページ18
ーー
女王の寝室にて…
女王ティタニアと科学者ニックの写真…
私の幼い頃の写真…
私は…2人の…子供…？
しばらく写真を見入っていると
ロ「ミラ…あなたもしかして…」
ロビンが“神から授かりしミラ”と書かれた写真を片手に立っていた。
その時「サンジッ！！」と呼ぶみんなの声。
しばらくするとパァァンッ！！という音と共にスポットレス・バブルが割れていた。
覚束ない足で窓のところへと行く。
目を疑う光景が広がっていた。
倒れ狂う妖精達の姿。
島へと上陸してくる海軍。
私がここにいると聞きつけた海軍が来たに違いない。そう思った。
…どうしよう…ッ…
悪くもない皆を巻き込んでッ…
あ「私のせいだ…」
ズキズキと痛む頭と心。
気が狂いそうになる程苦しかった。
死ももう時期近い…
ロ「ミラ…貴方のせいじゃないわ」
前にも一度こういうことがあった気がする。
ロビンの言葉を聞いて、あの時のことを思い出した。
でも、妖精の国が荒れているのは事実私のせいだった。
その時コンコンッと扉を叩く音がした。
入ってきたのは雪の妖精クレアだった。
彼女も立っているのがやっとという感じでいた。
ロビンはクレアを近くの椅子へと座らせた。
あ「…クレア…ッ…私…」
その後の言葉がわかっているかのように深く頷くクレア。
ク「貴方は間違いなく…王女様ですよミラ…」
あ「…ッ…！」
そして、昨夜あげた血の入った注射器と紙を渡してきた。
私にはなんて書いてあるかわからなかったが、クレア曰く女王の血が混ざっていたという。
ク「驚きましたよ…Die bacteriaを調べている最中…まさか貴方が女王様の子だったなんて…ッ…」
あ「で、でもッ…私は…羽も無ければ魔法だって使えないんだよッ！？……」
ク「いいえ、貴方は正真正銘…王族の血を引く妖精です」
あ「…なんでわかるの？」
ク「わかります…女王様にそっくりでいらっしゃる…」
微笑むクレア。
ク「島のために仲間のためにと…己を犠牲にしてまで闘うそのお姿…女王様そのものです…」
あ「…ッ……」
手を持っていた３人で写っている写真を見る。
女王様の顔は今の私の顔にそっくりだった。
昔、よくしてくれた恋のお話…
きっとあれは父であるニックとの出会いのお話だったんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
