EP 127 ページ29
ーー
あ「サボ…だよね…？」
恐る恐る近寄り、聞く。
ひと段落ついてやっと彼の存在に気づいた。
…いつの間にこの島にやってきたのだろうか。
サ「あぁ、そういやぁまだ言ってなかったな！…おかえりミラ…やっと揃った」
私の頭にポンっと置かれる手。
優しい兄の笑顔をみせる。
ドンッ…
パサッと落ちるシルクハット帽子。
サンジとブルックの発狂する声が聞こえる。
私はサボをギュッと強く抱き締めていた。
あ「うんッ！…やっと揃った…！」
最初は驚いた顔をするサボだったが、後に私の頭を優しく撫でてくれた。
サボ「何はともあれ…無事に生きててくれたことが何よりも嬉しいよ」
その手がとても暖かかった。
そしてビヨーンと伸びてくる右手が私とサボに巻きつく。
左手からはエースが飛んでくる。
当たり前の如く、3人がバァンッと強くぶつかり合った。
サボ「ぐはッ…」
エ「ぐぇッ…」
あ「うッ…」
そしてグルグルと巻かれた手が私達を締め付ける。
その後に飛んでくる張本人。
あ「ル、ルフィッ…苦しぃッ…」
エ「このバカッ…やりやがったなッ…！」
サ「何がしたいんだルフィ…」
ル「にっししし！この絆はきれねぇぞッ！！な！エース！！俺達は兄弟だからなッ！笑」
サボとエースに挟まれ、3人を囲むかのようにルフィの手が包囲する。
“お前ら知ってるか？杯を交わすと”兄弟”になれるんだ。
海賊になる時同じ船の仲間にはなれねェかも知れねェけど、おれ達4人の絆は”兄弟”としてつなぐ!!
どこで何をやろうと この絆は切れねェ…!!
これでおれ達は今日から兄弟だ!!”
凄く嬉しそうに笑うルフィを見て、私も嬉しくなった。
サボ「エース、お前くっつき過ぎた。ミラが潰れるぞ…」
エ「それはお前だろサボッ…！」
グイグイッと私の頭上で押し合う2人。
それを見て、笑うルフィ。
あ「ふふッ」
後に聞いた話によると、その時の私はとても幸せそうに笑っていたらしい。
.
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koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
