EP 98 ページ49
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ル「要するにその光る雨さえ降りゃあミラは生きられるんだなッ！…よし！降らせよう！」
いまいち理解していないのか…それとも信じたくないのか…
無理やり話を合わせようとするルフィ。
ナ「バカッ！王族の血を引くものじゃないと降らせられないって言ったじゃないのよ！」
ル「じゃあそいつを連れてくりゃあいいッ！」
ナ「だから、いるかいないかもわからないって言ってるじゃないッ！」
もうこれ以上言わせないでッ…と訴えるナミ。
この状況を受け止めきれず、誰もが目を背けたい思いだった。
ロ「でも可能性はあるんじゃないかしら」
沈黙の中、口を開いのはロビンだった。
あ「どーゆーこと…？」
ロ「それはこの妖精さん達に聞きましょう」
“この島の中心部にあるあの巨大な木城に行けば、何かわかるはずです”
そう口々に告げた妖精達。
この城には何かしらの情報が眠っているはずなのだ。
もしかするとDie bacteriaに関する資料があるかもしれない…
ナ「そ、そうよ…！アンタ達ッこの城にある情報ありったけ搔き集めるわよッ！」
そうして一味は広い城内を隈なく調べた。
沢山ある部屋…
だが、どこも同じような部屋ばかりで此れと言った情報はなかった。
ただ一つ、まだ調べ終えてない女王の寝室…
扉へと手をかけた時だった。
？「何をしている！」
皆の後ろからする声。
カツカツと足音を鳴らし、来るのは男の妖精だった。
見た感じ、少々お怒りのようだ。
ク「オベロンッ！」
この島で初めて見る男の妖精だった。
栗色の髪に青い目…
紳士的な服装をしていた。
ク「彼はこの城の番人オベロンです」
そう一味に紹介するクレア。
オ「君達か、スポットレス・バブルを突破した海賊ってのは…困るよ！城内を好き勝手に歩き回ってもらっちゃッ」
ク「オベロン。これは仕方のないことなのです…実は彼女、Die bacteriaに感染していて…」
雪の妖精クレアはミラを番人オベロンの前へと出した。
オ「君が…」
オベロンはミラの首にある赤い斑点で確信した。
秋エリアで見たときには首だけで収まっていたが、今では裾からもチラホラと見られる。
その斑点は身体中に広がりつつあった。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
