EP 97 ページ48
ーー
ティンク島について、2日目のお昼過ぎ…
私とサンジ、エースの秋グループは中心部にある巨木へと着いた。
光の妖精“ライン”の道案内もあり、思っていたより早く着いた。
ラ「ここが女王ティタニアのお城よ」
あ「わ〜…おっきい…」
巨木でできたお城。
いつかのおとぎ話に出てきそうな建物だった。
すると、お城の中から聞き覚えのある声がした。
バンッ！！
城の扉が開く。
ル「ここだぁッ！！ってあれ？また振り出しに戻っちまったぞ？」
勢いよく飛び出してきたのはルフィだった。
ル「あ！ミラッ！エース！サンジ！遅かったなぁッ！もう皆着いちまったぞ」
上から私たちを呼ぶこえがした。
ウ「おーいお前ら、ここだ！ここ！」
ナ「ちょっとルフィ！いつまでも遊んでんじゃないわよ！張っ倒すわよ！」
そして私達はナミ達のいる城内の部屋へと階段を使い、上がっていった。
この城の待合室みたいなところに麦わらの一味と数名の妖精達。
サ「お、俺の夢見る天国が目の前にッ！…」
ゾ「フッ、早く逝っちまえ」
サ「あァんッ？！」
光の妖精“ライン”
雪の妖精“クレア”
動物の妖精“アマンダ”
植物の妖精“プレス”
この4人の妖精達が一味を城へと導き、共に集まっていた。
4つのエリアから仕入れた情報を話し合う。
4グループの要点をまとめると、4つに絞られた。
・女王ティタニアは科学者ニックと恋に落ち、ニックはこの地の国王となったこと
・王族の血を引く女王は人間と妖精…二つの顔を持つこと
・女王は悪魔の実を食べ、死亡したこと
エ「まさか悪魔の実を食ったとはな…」
ル「マヌケだなぁ〜！ゾロみてぇだッ」
ゾ「おい」
ナ「今そんなことはどうでもいいのよ！問題はミラよ！命の危険が迫ってるッ…！そうでしょ、チョッパー」
チ「あぁ…ミラ、落ちいて聞いてくれッ…」
そう、この島最大の目的であったDie bacteriaの治療法…
・Die bacteriaのウイルス除去法はない。しかし、聖なる雨により死滅させることができるかもしれない
…だが、その聖なる雨は王族の血を引くものしか降らせることはできない。
その事実を知った一味。
もはや成す術がない状態で、空気が重い。
だが、当の本人ミラは死を覚悟していただけあってさほど驚きはしていないようだった。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
