恋愛奮闘記 2【ONE PIECE】 (ページ37)

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EP 86 ページ37

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…サンジの好きな人かぁ～笑

一度見てみたいなぁ～！笑

そう思いながら、笑いで涙が出てきた目を拭う。

サンジの方をチラッと見ると目があった。
頬杖をつき、なぜかジーーッと見つめてくるサンジ。

…な、なんだろ…ッ…

私、何かついてるッ…？！

ペタペタペタっと自分の顔を触る探る。

その姿が面白かったのか、ハハッと笑った。

サ「出会った頃はここまでじゃなかったのにな…ほんと不思議だ」

染み染みと言うサンジ。

私の頭の上には？が飛んでいる。

サ「そりゃ会う度に好きになるよな」

え？え？と困惑状態になる。

…どうしたんだろうッ…

好きな人の事でも思い出してるのかなッ…？

“欲しいもんが手の届く場所にあるんだ、追わずにいられるか”

…

“それくらいこっちは覚悟決めてんだよ、てめぇも変な道(騎士道)背負ってねぇでそろそろ己と向き合うときなんじゃねぇのか。
お前の気持ちは抑えられるほどのもんなのか”

サ「んなわけねぇだろ…」

あ「…え？」

俯くサンジ。

悔しい顔をした後、真剣な顔で私を見る。

サ「俺に好きな人がいるって話…しただろ？」

あ「う、うんッ…」

サ「…ミラちゃんなんだ」

あ「え…」

バチバチバチという火花音だけが流れる。

…うそ…

サンジの好きな人が…ッ…私…？

(EP 43より)

“仲間思いで優しくて心から想える人だ笑”

あの時、優しく微笑むサンジの顔と今いるサンジが重なる。

…じゃあ私ッ…

今まで…気づかずに…

数々の恋愛相談に乗ってきてもらった。

その時もサンジは優しく乗ってくれてた。

でも、それってサンジにとっちゃとても酷な事だ…

あ「…サンジごめんッ！…私サンジの気持ちも知らずに…今まで」

サ「やめてくれミラちゃん、そんな顔させるつもりじゃなかったんだ。さっきも言ったように覚悟の上で俺が決めた事だ。ミラちゃんは何一つ悪いことしちゃいねぇーよ」

サンジを見るとまた優しく笑ってくれた。

その優しさで胸がギュッと締め付けられる気がした。

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