EP 85 ページ36
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あ「…私、間違ってたんだよね…」
サ「…？…」
あ「私のとっている行動がルフィ達を傷つけていたなんて知りもしなかった…」
サ「…今日、エースを避けてたのもそれが原因か」
あ「うん…私皆の優しさに甘え過ぎてたんだよ…その甘えがルフィ達を傷つけるとも知らずに…」
ポツリポツリと出てくる言葉達。
サンジは黙って聞いていた。
あ「だから私ッ…皆を傷つけない為にもこれからはッ…」
サ「それは違うよミラちゃん」
あ「え…？」
サ「アイツらはそれを覚悟の上でミラちゃんを好きになったんだ」
炎の灯りがサンジの顔を照らす。
サ「人は恋で変わっちまう生き物だ、臆病にでもなれば恋で元気になることだってある。恋は魔法なのさ。そしてその魔法をアイツらにかけれるのはこの世でただ一人…ミラちゃんだけだ」
あ「・・・」
サ「だから今まで通りのミラちゃんで大丈夫さ。何の心配もする必要はない。女の誘惑には乗るのが男…だが落とすのは男の努めだ」
口元を緩め、笑みをこぼすサンジ。
なんだがとてもカッコよく見えた。
サンジの騎士道は本当に凄いなと改めて感心する。
サ「ったく、アイツら…そんな擦り傷いつまでも引きずってんじゃねぇーだろうな」
その後、ブツブツと愚痴をこぼす。
タバコを吸うスピードも早くなっていく。
サンジはストレスを溜め込みやすい性格だからなぁ〜と横でそんなことを考えた。
あ「ありがとね、サンジ…笑」
サ「ズッキューーーーン♡あはぁ〜♡惚れた〜？♡」
あ「プッ…あはは！もうっ！すぐそればっかりなんだから！笑」
真剣な顔から一変…いつものサンジに戻った瞬間、なんだがとても居心地が良くて笑ってしまった。
しばらく森の中に笑い声が響き渡る。
あ「ダメだよ？ちゃんと好きな人いるのに簡単にそんなこと言っちゃ！笑」
ケラケラと笑いながらも忠告する。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
