EP 71 ページ22
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そしてまた、その笑みにつられて私の体も動こうとした…が
ドゴンッバキッ！
目の前にいたルフィが柵を割り、甲板へと勢いよく飛ばされていった。
そしてルフィと入れ替わり、目の前にはナミが立っていた。
ナ「こんのドアホッ！安静にしとかなきゃダメって何度言ったらわかるのよ！病人を雨の中連れ出すバカがどこにいるかァッ！！」
荒々しい息を立てる。
こ、怖いッ…
ナ「ほら、戻るわよミラ。あんな奴ほっときなさい」
で、でも…と甲板を振り返る。
ナ「今はあんたの体が一番なのよ」
その言葉で、皆に心配をかけるわけにはいかないと中に入った。
その後、ルフィはしばらくダイニングに帰ってこなかった。サンジ曰く、男部屋で濡れたまま爆睡していたらしい。
…風邪引くのに
私はというとダイニングでチョッパーとロビンからDie bacteriaやティンク島について更に詳しく話を聞いた。
ただ話を聞いていても変わらない事実
それは“治らない可能性もある”ということ。
それでも私は覚悟はもう決めてるんだ。
病と向き合って、皆と一緒に戦うって決めた。
私にはみんながついてる。
敢えて、いつも通りしてくれている皆の優しさもちゃんととわかってた。
少しの時間も私と遊びたいと寂しく思うルフィの気持ちもちゃんと気づいてた。
その気持ちに答えるように
私は生きなきゃいけないんだ。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
