恋愛奮闘記 2【ONE PIECE】 (ページ39)

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EP 88 ページ39

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サ「お、おい…お前まさかそれ…」

ブブーンブーンッと飛んでくる沢山の黒い物体。

そう。

正真正銘の…巨大なG達

あ「…ぃ、…いぃ…いやぁぁぁぁぁあッ～！！！」

サ「何連れてきてんだてめぇーーッ！！」

エ「ニハハハッ！笑」

ありえないスピードで逃げ出す私達。
それに付いてくるエース。

…やだやだやだやだッ！！
なんであんな大量のGがいるのよッ！！

サ「てんめェ…エースッ！どうやったらあんな気色悪いもん連れて来られるんだッ…！」

エ「いや、それが弁当をアイツらが食っちまってて…取り返したらこのざまって訳だ笑」

サ「いや、待て待て！それGの食いかけかッ！？」

エ「あぁ」

「「いるかァッ！！！」」

必死で逃げ回る。
だが、なかなか諦めてくれないG達。

…無理無理無理無理ッ！！

そして、やっと広いところへと出た。
だが、暗くてここがどういったところなのか全くわからない。

とりあえず追いかけてくるG達から逃げ続ける。

その時、キラキラキラという音が頭上から聞こえてきた。

その音はティンク島案内人のヴォニーと出会ったあの時と同じ音‥

走りながら夜空を見上げるとそこにいたのは…

あ「妖精だ…」

草木から漏れる月の光を調整し、籠に何かを集めている様子だった。

その籠は月の光と同じように黄色く光っていく。

サ「秋の妖精か…麗しき妖精さ～ん♡お名前なんていうのぉ～ん♡」

Gのことを忘れ、妖精のいる方へと身体を畝りだすサンジ。

私達に気づいたのか、こちらへと飛んできた。

そして、籠に入っていたものをバサッと放った。

…なにッ…！

反射的にギュッと目を瞑るが、何の変化もないので恐る恐る目を開ける。

すると目を疑う光景が広がっていた。

さっきまで後ろにいたGが空高く舞い、籠に入っていたものを食べ、一匹…また一匹とお尻が黄色く光っていく…

…あれって、もしかしてGじゃなくて…

？「蛍だよ」

キラキラという綺麗な音を奏でながら降りてくる一人の妖精。

黄色く輝く短い髪がまた星のように夜空で光る蛍と同じで綺麗だった。

見た感じだとヴォニーより物腰柔らかそうだ。

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