優しいキミ。【岩本】 (ページ12)

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11、渡辺くんと戯れるページ12

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あの、

わたなべくん.......わたしの頬伸びます。

イタズラをしてきたのはやっぱり渡辺くんでした

ましてや午後になると化粧も崩れてくるというのに

「Aさんのもっちり肌なら大丈夫」

自信ありげな発言.......

どこからその大丈夫が出てくるのか.......

だって俺、スキンケア徹底してるもん

たしかに、最近の彼の肌はすこぶる調子が良い

触ってみる？と私の片手を取り自分の頬に当てた

普段はスキンシップされる事を嫌がる彼が素肌を触らせている！と何故か感動していると

「ねえねえ、どう？」

そう聞かれ我に返ると確かにすべすべだ.......と撫でるように触る

「はい、おわりー！」

何その触り方！照れるからやめて！と顔を隠す

まだ3秒くらいしか経ってないのに彼は盛大に照れてしまった

もう！触らせてあげない！と拗ね始めた

(ごめんね？許してー！)

彼に一応、謝ってみる

「んー。じゃあ膝貸して？俺、眠くてきたんだよね」

さっきまでの照れなべさんはどこへやら.......

theB型の渡辺くんが戻ってきた.......

そして、何故こうなった

(それで機嫌が良くなるのなら)

とまぁ、有無を言わさずドサッと膝に頭を乗せてきた

おやすみー。と言うとそのまま目を瞑り寝てしまった

起こさないように気をつけよう.......

(翔太くんだけずるい)

目黒くんが近づいてきた

俺もこっち貸してもらってもいいですか？と渡辺くん同様こちらの返事を待たずとしてあいてる膝に頭を乗せ

(翔太くんだいぶ幅取ってるけど.......寝心地は最高にいいです)

おやすみなさい。と目黒くんも目を瞑り寝てしまった

これじゃあ動けないから.......

カバンからパソコンを取り出し作業をする

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.......カタカタ、カタカタ

カチッ

(ん～)

もぞっと動き出したのは目黒くんだった

「翔太くんまだ寝てるんですか」

彼の顔を少し覗き込み、身体を伸ばすと

俺、先に戻ります！ありがとうございました！

.......小声で呟き颯爽と出ていってしまった

(.......目黒行った？)

下を見ると渡辺くんが起きていた

行きましたよ？と返すと

「アイツもB型で似てるとこあるからまさか来るとは思わなかった」

でもAさんのおかげで疲れ取れた！

また借りに来ますね