涼風譚 拾参

ふぇありーているとお洒落 ページ8

今日はふぇありーているのイベント。

打ち合わせが早く終わり長めの休憩時間。

見学にきた浩二さんがいらっしゃいました。

『浩二さん見てくださいな！今日の衣装と髪型！』

「うん、今日も可愛いよ。テーマは何？」

『ふぇありーているなので童話から決めたんですけど何がいいかなぁって思ってたらラプンツェルが思いついたのでラプンツェルです！』

「だから編み込みに花、紫のリボンのドレスなんだね。」

『はいっ！どうですか？』

「言ったじゃない、可愛いって。ほんとに閉じ込めておきたいぐらい」

迫ってくる浩二さんに壁際に追い詰められていた。

『魔女みたいな事言いますねぇ』

「だって、そのお話はプリンスに外に連れ出されるんでしょ？Aが他の男と外に出るなんて考えただけで狂いそう...」

『大丈夫ですよぉ。浩二さんが私のプリンスなんでしょう？だから、私を閉じ込めるのも連れ出すのも浩二さんだけなんですよ？』

「そっか、そうだね、僕はAだけの王子でAは僕だけのお姫様。」

『はい、だぁい好きです、唯一の最愛で私だけの王子様？どんなに可愛い人がいても目移りしないでくださいね？私を離さないでください。』

「勿論。愛してるよ、僕だけのお姫様。...行ってらっしゃい」

キスを落として見送ってくれる大好きな旦那様。

『はい！行ってきます！』

イベント頑張ります！

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