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「A、おっはよ〜」
「おはよう」
「ねぇねぇ、聞いてよ〜」
あの後、両親と共に北海道に渡り、手術を受け 見事に成功
私は、すぐにでもあの町に帰りたかったのに、環境が良いからと、こちらに住むことになり
「なに？どうした？」
「実は……告られた……」
「はっ？誰にっ？」
「C組の…森田くん」
「えぇ〜っ！いいじゃん いいじゃん」
18歳。高校3年生になり“恋バナ”をできるような友達もできて、楽しい毎日を送っていた
「Aもさぁ、彼氏のひとりでも作ってみたら？」
「私は……いいよ」
「なんで？Aの事 可愛いって言ってる男子、結構いるよ？」
「まさかぁ〜」
「本当だって！」
いつも通り、朝からお喋りしていると
「だめだめ〜。Aには“白馬の王子様”がいるんだもん」
小学校からの同級生。私の親友が現れ こう言った
「ちょっ…やめてよっ」
「なに？その話っ。私 知らないんだけど？」
「もぉ、いいでしょ？その話は…」
私が昔、手術を受けた事を中学や高校の友達は知らなくて
「Aには、ず〜っと昔から好きな人がいるってだけ。ねっ？」
“きみくん”の事を知っているのは、彼女だけ
「それより、これっ。見て〜」
彼女のカバンから出てきた雑誌
バッと開かれたページを見て
「これっ…て……」
「A知ってるの？“関ジャニ∞”っていうアイドルグループで…」
あまりテレビを観ない私。もちろんそこに写っている人たちの事は知らなくて
でも、その写真を見て驚いた
「私のね？今の王子様なの〜」
って、興奮気味に語る友達に
「この人……って……」
恐る恐る 問いかけた
「うん？横山くん？」
「よっ…よこやまっ⁈」
「そう。横山……裕くん」
「横山……ゆう………」
そっくりだった
その“横山 裕”さんの笑顔
私の名前 呼ぶ時の、きみくんの優しい笑顔にそっくりだったから……
もしかしたら……って思った
“アイドル”って、確かにみんなを笑顔にする仕事だけど
あんなに照れ屋で緊張ばっか、退院の時の挨拶で噛みまくってた、あのきみくんが“アイドル”なんて
「……ありえない、か…」
「A、どうした？」
「ううん、なんでもない」
世界中に似た人は3人いるって言うもんね
苗字も一緒だけど、それも偶然で……
大丈夫。会えるよ 絶対
また、きみくんには 会える
自分の心に、そう言い聞かせた
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倉安LOVE - もちろんです。次回の新作も楽しみに待っています。これから寒くなってくるので体調には気をつけてくださいね。 (2018年11月19日 0時) (
レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 倉安LOVEさん» 倉安LOVEさん、初めまして。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。これからもお付き合いいただけたら嬉しいです(*^ω^*) (2018年11月15日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいました。どのお話も感動しました。最後のヤスくんのお話では二人が付き合えてよかったと思いました。次の新作も楽しみに待っています。 (2018年11月15日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - れなさん» れなさん、初めまして。コメント ありがとうございます^ ^毎回、楽しみにして下さっていたとの事。嬉しい限りです（≧∇≦）次回作、自己満発揮作品になるかと思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです☆ (2017年10月26日 12時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 初めまして！完結お疲れ様でした！この短編集いつも楽しく読ませてもらってました！新作楽しみです！頑張ってください！ (2017年10月25日 22時) (レス) id: b5ce47fc81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか
| 作成日時：2017年9月14日 0時
