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きみくんと再会した3日後
「Aちゃん、ちょっといいかな？」
主治医の先生と一緒に、珍しく両親揃って病室に現れた
4人で小さな部屋に移動して
「実はね？Aちゃんの手術をしてくれる先生が見つかったんだよ」
「えっ？」
両親は先に話を聞いていたのか、驚いたり喜んだりもせず、淡々と話を聞いていた
「先生が、してくれるんじゃないの？」
「う〜ん…僕よりも経験も豊富で、手術がとっても上手な先生なんだ」
「そう…なんだ」
「でね？その手術を受ける為に、新しい病院に転院しなきゃならなくて」
「どこ…に？」
「北海道…って、わかるよね？」
「ほっ……かい どう」
「そう。最近、Aちゃん 発作も起きてないし、身体がとても良い状態なんだ。だから、なるべく早く北海道に行って、手術を…」
「………ぃや」
「A、お前 何言って…」
「いやっ。私、行かない」
「Aっ。ワガママ言わないのっ」
「私、絶対 行かないもんっ！」
だって……
だって、ここを離れたら
もう、きみくんとは………
もらったぬいぐるみを抱き締めながら、2人で空を見上げた屋上のベンチまで逃げて来た
“手術をしたら、元気になれる”
そう周りの大人達に言い聞かされて、早く元気にやりたいって
私も、みんなみたいに学校に行きたいし、友達も作りたい
そう思ってたけど
きみくんと会えなくなるのなら
このままでもいい
今の私は、そう思っていた
「やっぱりここだ」
「……婦長さん」
「Aちゃんときみくん、2人でよくここに座って空 見てたもんね」
「………」
「北海道、行きたくないの やっぱりきみくんのことが気になるから？」
「………うん」
「そっか。でもさ？きみくんもAちゃんの病気が治ることを一番望んでるんじゃないのかな？」
「でも、会えなくなる…」
「うん、そうだね。でも大丈夫」
「なんで？」
「だって、わかるんだもん。たとえ離れたところにいても、ちゃんと2人の心は繋がってる。
ほら、今だって、一緒にいないのに、Aちゃんは、きみくんの事 考えてるでしょ？」
「うん」
「きっと、きみくんもAちゃんのこと、想ってくれてると思うよ？だから必ず、絶対二人はまた会える。私がウソ、ついたことある？」
「ううん、ない」
「だったら、北海道 行ってみない？」
きみくん、私がいなくなっても、私のこと 忘れないでね？
私は、絶対 忘れないよ
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倉安LOVE - もちろんです。次回の新作も楽しみに待っています。これから寒くなってくるので体調には気をつけてくださいね。 (2018年11月19日 0時) (
レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 倉安LOVEさん» 倉安LOVEさん、初めまして。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。これからもお付き合いいただけたら嬉しいです(*^ω^*) (2018年11月15日 22時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - 初めまして最初から読んでいました。どのお話も感動しました。最後のヤスくんのお話では二人が付き合えてよかったと思いました。次の新作も楽しみに待っています。 (2018年11月15日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - れなさん» れなさん、初めまして。コメント ありがとうございます^ ^毎回、楽しみにして下さっていたとの事。嬉しい限りです（≧∇≦）次回作、自己満発揮作品になるかと思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです☆ (2017年10月26日 12時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 初めまして！完結お疲れ様でした！この短編集いつも楽しく読ませてもらってました！新作楽しみです！頑張ってください！ (2017年10月25日 22時) (レス) id: b5ce47fc81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか
| 作成日時：2017年9月14日 0時
